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N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

Foot-So-Port Five-Eyelet Ventilated Shoes (50s) 

FSP S160 59 16




Foot-So-Port のベンチレイテッドUチップ。




FSP S160 59 2




デッドストックで、59年製。
品番S-160。




FSP 50stag





白(薄茶?)タグが付いてます。
Leath-R-Mesh シリーズですね。




FSP S160 59 9




これはかなり昔に福岡のシューティーさんで購入したモノ。

FSPのブレイク前だったので、今から見ればあり得ない破格値でした。。。




FSP S160 59 10



先日、大阪の「四天王ショップ」の一つに行ったとき、店主さんに、
「FSPの青箱デッド、昔は結構ありましたよね?」と聞くと、
「いやいや、ほとんど見たことないですよ」とのことでした。

、、、だそうですよ、シューティーさん。さすがですね(^^ゞ



FSP S160 59 10 (2)




FSPのブレイクの仕方って、特殊だったと思うんです。
オールデンやグリーンのように雑誌等で取り上げられることもほとんどなく、
こういったショップがきっかけとなって、愛好家の口コミで存在が認知された
希有な例。




FSP S160 59 11




デッドが結構残ってた、というのも大きかったのでしょう。

とは言っても、アメリカ靴愛好家の狭い世界での話ではあるのですが(^^ゞ



FSP S160 59 12




ところで、この“S-160”、以前紹介した75年製のモノと同品番。
同75年の“S-161”(ブラウンのシボ革バージョン)と共に、
並べて比較してみましょう。




FSP S160 59 7




一番の違いは、アイレットの数と、後年の方がローポジションシームになってること。
たぶん60sあたりからの流行なのでしょう。




FSP S160 59 5




50sの方が意匠としてはシンプルなのに、何故か色気を感じます。
革質もあきらかに旧い方が良い印象。



ただ、当時としては、アップデートされたモノだったのかな、と。
今から見れば、「やっぱり50sの方が。。。」となりますけど、
価値観や常識というのは時代によって変化するものなので。




FSP S160 59 6




このブログの作者あたりが、70s(中期以降)は質が落ちた、
なんてよく言ってますが(笑)、確かにニクソンショックやオイルショック
以降、コストカットした面はあるけれども、70sや80sモノがそんなにダメ
かというと、全然そんなことはないと思います。





FSP S160 59 14





むしろ、新しいので破損の危険は少ないし、値段もお手頃。
デッドも比較的探しやすいし、気兼ねなく常用できる。
J&Mで言うと、90sのアリストクラフトとか明らかに持ち直してるし、
オプティマシステムやトランポリンの履き心地は出色ですし。





FSP S160 59 13





30s40sのアールデコのホワイトバックスなんてゲリラ豪雨に遭えば
悲惨ですから。

旧靴趣味を始めたとき、シューティーさんから「長く集めると何周もします」
と言われましたが、まったくもってその通りで、私はもう5周目くらい(^^ゞ

戦前のは芸術品だし、50sは最高だけど、70s80s90sにも良いモノはたくさんある。



 FSP S160 59 15





こうやって、同メーカー、同品番の時代別の変遷をたどるのも、
またアメリカ旧靴趣味のひとつの楽しみ方なのかな、と思っています。







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Comment

Name - なおけんた  

Title - 

ハイ、暇人のコメントです(笑)。

europeanblendさんだからできる比較ですね。すごい。
50sのFSPなんて生で見たことありませんから、いい目の保養です。
個人的には50sのデザインの方が好きです。
現代的視点だと思います。
古靴に興味のない人100人に聞いても、80人は50sを選ぶんじゃないでしょうか?
確かに服のデザインも昔に回帰して新たなエッセンスを加えてますからね。
スーツなど、私たちはちょうど2ボタン→3ボタンの移行期を若い頃に経験してますよね。
60sまでは3ボタンですね。そしてまた今2ボタンが復活・・・。
靴のデザインもそうなんでしょう。
昔の方が今っぽく感じのはよくあることかもしれませんね。

そういえば(歴史好きの無駄話ですが)
中国の春秋戦国時代の方が、それより後の漢の時代よりも現代的感覚に近いきらびやかな雰囲気があるそうです。数百年の戦乱の時代でしたが、戦乱だったからこそ技術が異常に発達し、人々が自由で、諸子百家と言われるさまざまな思想が生まれたようです。
漢王朝以降の中国は、儒教(古を大切にしろ、秩序を乱すな、が信条ですから)で縛られ、発展のスピードを緩め、欧米に抜かれていったようです。

すいません、暇人の戯言でした。
2016.08.06 Sat 19:28
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

なおけんたさん、こんばんは。


> 個人的には50sのデザインの方が好きです。
> 現代的視点だと思います。
> 古靴に興味のない人100人に聞いても、80人は50sを選ぶんじゃないでしょうか?



面白いと思うのは、70年代の(若い)人は50sを「古臭い」と思ったのだろう、と。
Uウィングやスペードソールにしても廃れていったワケですし。
ホントに価値観や常識って変化しますよね。
こうやって靴を見てるだけでもそれを確認できます。



> 確かに服のデザインも昔に回帰して新たなエッセンスを加えてますからね。
> スーツなど、私たちはちょうど2ボタン→3ボタンの移行期を若い頃に経験してますよね。
> 60sまでは3ボタンですね。そしてまた今2ボタンが復活・・・。
> 靴のデザインもそうなんでしょう。
> 昔の方が今っぽく感じのはよくあることかもしれませんね。


仮にファッションの流行がよく言われるように30年周期だとすると、1950s→1980s→2010s
で、今80sや50sが「時代の気分」なのかもしれませんね。
去年の冬、若い女の子の間でMA-1が流行ってたみたいです(^^ゞ

70s80sって、私たち世代はもう自意識があったので(笑)、当時流行ったモノに
懐かしさは感じても新鮮味はないですよね。
当時生まれてない世代なんかはそれを新鮮と感じる、と。
ま、単にジェネレーションギャップなんでしょうけど(^^ゞ


> そういえば(歴史好きの無駄話ですが)
> 中国の春秋戦国時代の方が、それより後の漢の時代よりも現代的感覚に近いきらびやかな雰囲気があるそうです。数百年の戦乱の時代でしたが、戦乱だったからこそ技術が異常に発達し、人々が自由で、諸子百家と言われるさまざまな思想が生まれたようです。
> 漢王朝以降の中国は、儒教(古を大切にしろ、秩序を乱すな、が信条ですから)で縛られ、発展のスピードを緩め、欧米に抜かれていったようです。
>
> すいません、暇人の戯言でした。


いえいえ、たいへん興味深いお話です。私もこういうの大好きですから。
より新しい時代が常に良い時代だとは限らない、ということですよね。
何となく私たちは今の時代がいちばん優れてて、昔の人は不便でかわいそう、と
思いがちですが、はたしてそうなのか、と。

少なくとも私たちはアメリカ旧靴を通じて、昔の方が豊かだった部分を
感じてるワケですから。。。^_^

2016.08.06 Sat 20:59
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