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Florsheim The Viking (60s)

フローシャイムの外羽根ショートウィング“The VIKING”。
レギュラーラインで、66年製と推定。

1966年9月の、この広告にある、、、

これだと思います。
値段から見ても、準インペリアルくらいの位置付けだったのでしょう。


The Viking といえば、基本冬用靴で Thick Sole が特徴なのですが、
これは手持ちの中でいちばん分厚い。
BOYD'Sをも凌駕しました。


深いシボ革。なかなか趣があります。
黒クリームでケアされていたようで、落とすのが大変でした。

まだ完全には除去できていませんが、元はブラウンというか、
深い茶系色だったことが確認できます。

外羽根ショートウィングで個性的なルックス。
羽根の付け根にスクエアステッチが入ってます。


以前、ガレージセールさんで同年代の似たモデルが紹介されて
いましたが、こちらはインペリアルラインでした。

たぶん、レギュラー、インペリアル双方にラインナップされていた
のでしょう。よく見るとトゥの形が違うように思います。

アウトソールにはインペリアル同様の5本釘。
惜しくもヒールは交換されていますが、この辺からも
「準インペリアル」くらいだったことが読み取れます。
気になる内部表記は残念ながら、ハイフン形式の6F-3234で
モデル品番は分からず。
アルファベットは“FG”で、66年製と推定されます。

tomojin329さんの検証により、“6F”の[6] が“FG”の[G] =6 に一致
することが判明していますが、ずれる場合でも“LG”=12月などになって
いて、おそらく製造と出荷年が年をまたいだ例であろうと推測しています。

アメリカ靴の爛熟期、と言える60年代。
スタイルも多様化し、色目のバリエーションも増加。

特にこの60sバイキングは、40s50sの流れを汲みつつ、
当時の流行に沿ってアップデートされたという点で
面白い靴だと思います。
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Name - たか
Title -
物凄いアウトソールですね!
極厚ソール、私も欲しくてbostonian, keith highkander, boydを探していたのですが、それ以上とは!!!
さすがフローシャイムというかやはりフローシャイムというか^_^;
ステッチの細かさ・丁寧さ、革のシボも鬼のように凄い…
ちなみにソールはレザーの積み上げでしょうか?それとも樹脂製でしょうか?
また、勉強不足なのですが、基本的にソールが厚い=冬用と考えていいのでしょうか?