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N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

Florsheim The Kenmoor (Formerly called The Varsity) 


florsheim kenmoor VARSITY12




フローシャイムのVarsityタイプのKenmoor(ややこしい!)




florsheim kenmoor VARSITY6




72年製のデッドストック。
レギュラーラインで、品番は The Varsity (Black)と変わらず20686。




florsheim kenmoor VARSITY7




ここを見て下さっている方には常識でしょうが、
一応おさらいすると、“Varsity”は70s初頭あたりに“Kenmoor”へ名跡変更されています。
その際、メダリオンのパターンがConcord型になりました(tomojin329さん情報)。



VARSITY (なおけんたさん所有)
flrosheim varsity

IMPERIAL KENMOOR (93605)
florsheim 93605 60s


VARSITY型KENMOOR (20686)
florsheim kenmoor VARSITY15

CONCORD
florsheim_concord143.jpg



で、その辺をもっと掘り下げていくと、

tomojin329さんが70年ジャストの“Varsity”をお持ちで、私のこの“Varsity型Kenmoor”は72年製。
ですので、変更時期は71か72年のようです。

さらに、この“Varsity型Kenmoor”も登場当初は釘打ちヒールだったものの、すぐにゴムヒールに
変更された模様。

したがって、“Varsity型Kenmoor+釘打ち仕様”はこの時期のみだった可能性が高いと思われます。



florsheim kenmoor VARSITY2



図解するとこうです。

          71 or 72                  73?
The Varsity   →→→   The Kenmoor(釘打)  →→→  The Kenmoor(ゴム)


 
Union Made表記もこの辺りまでですし、Imperial Kenmoor の革質の変化もそうなので、
72、3年あたりというのは、フローシャイムにとって何か大きな変革があった時期なのでしょう。
(他のアメリカ靴メーカーにも、ほぼ同様のことが言えるのではないかと思っています。)




florsheim kenmoor VARSITY5



さて、この“Varsity型Kenmoor”、
クオリティ的には“Varsity”と同等の印象を受けます。
この革は“Windsor Calf”とネーミングされていたようです。



florsheim kenmoor VARSITY11




実はこれ、5,6年ほど前に購入したモノ。
当時は情報がほとんどなかったので、少し変わった Kenmoorだな、くらいの感想でしたが、
その後、これが“Varsity”であることが判明。で、さらにその後、やっぱり“Kenmoor”
であることが分かりました。

期せずして、当初適当に“Kenmoor”だと言ってたのが正解と(^^ゞ




IMG_0716.jpg




以前書いたように、
ヒールの釘が錆びて革を浸食していたので、ゴムへ換装。
ちょっとだけ贅沢してフィリップスを指定してみました。



florsheim kenmoor VARSITY8



一度も履かないまま、朽ち果てさせるのも勿体ないので。




mad-men.jpg




“Varsity”はいかにも60sというか、“Mad Men”に出てきそうな感じの靴。
当時の最先端といったお洒落な雰囲気。
ネーミングからしても、若者向けだったのでしょう。



florsheim kenmoor VARSITY9



きっと当時のアメリカのビジネスマンはこういうのを履いて、パンナムに
乗って飛び回っていたのだと思います。





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Comment

Name - なおけんた  

Title - 

おはようございます。


70年代初頭はアメリカの経済の変化の時期だったようですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E3%81%AE%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%8F%B2

第二次大戦後のアメリカ経済の黄金期の終末が70年代初頭のようです。
すさまじい経済成長の鈍化とスタグフレーション、金本位制の崩壊が同時に現れてきたのがこの時期なのだそうで、多くのアメリカ企業が変革を求められたのかもしれませんね。

アメリカ経済史の光と影がそのまま靴の品質に投影されているのが面白いですね。
2015.08.27 Thu 07:17
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

なおけんたさん、こんにちは。
こういう話、大好きです^_^

> 第二次大戦後のアメリカ経済の黄金期の終末が70年代初頭のようです。
> すさまじい経済成長の鈍化とスタグフレーション、金本位制の崩壊が同時に現れてきたのがこの時期なのだそうで、多くのアメリカ企業が変革を求められたのかもしれませんね。


おっしゃる通りだと思います。
ベトナム戦争あたりから次第に傾いていったんでしょうね。
そもそも50s60sのアメリカ経済が異常過ぎた、と言えるかもしれません。

やはり1973年のオイルショックが与えた影響が大きかったのかと。
原材料やエネルギー価格が数倍に跳ね上がったので、企業にとっては
かなりのコストカットを要求されたはずです。

そもそもファッションのカジュアル化により革靴の需要が減ってきていた
ところにこれですから、特に大衆靴メーカーは多くがこの時期に倒産廃業して
いますし、他メーカーも生き残るためにさまざまな決断を強いられたのだと
思います。


> アメリカ経済史の光と影がそのまま靴の品質に投影されているのが面白いですね。

ええ、実に^_^
高級靴の一部を除き70s中期以降のアメリカ靴は質低下が著しいですから、
米国靴より英国靴愛好家が多いのは当たり前といえば当たり前、というか。

してみると大手国内メーカーで唯一現存するアレンの偉さが際立ちますね。
2015.08.27 Thu 12:40
Edit | Reply |  

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