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N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

BRONSONIAN Punched Cap Toe 


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ブロンソニアンのキャップトゥ。



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デッドストックで、60年代初頭のものと推定しています。



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Bronson Shoe Company はミネソタ州ミネアポリスにあった会社。



bronson2.jpg




チャールズ・ブロンソン(!)なる人物が1927年、エアクッション・シューズ
のパテントを買収し、翌年ミネアポリスの中心街で開業。
( “Lyn-Lake” Thatcher Imboden, Cedar Imboden  PhillipsArcadia Publishing, 2011)



bronson1968.jpg

< Ebony 1968 >



リテイルストアも経営していたものの、訪問販売とメールオーダーが主体だったようで、
1920年代後半から70年代終わりあたりまで、半世紀にわたって“Popular Mechanics”
などにセールスマン募集の求人広告を出してました。



bronson.jpg



靴を売ることでコミッションを得たり、何足か売ると1足タダでもらえたりしたようです。
この仕事、やりたい!(*゚▽゚*)




Hillvally1985.jpg



映画「バックトゥザフューチャー」(1985年)で“ヒル・バレー”の活気のないダウンタウンと
タイムマシーンが旅立った郊外のショッピングモールが出てきます。



Lone_Pine_Mall1985.png


私がジョージアの田舎町にいたのも、この頃なのですが、街の中心街は廃れていて、
郊外のモールが活況を呈していました。

ニューヨークやシカゴなどの大都市は別として、アメリカの地方都市ではこのような
モールが増え、昔ながらの訪問販売の需要は少なくなっていったのでしょう。



IMGP18243.jpg



ところで、このブロンソニアン。



IMGP18221.jpg




私の好きなタンカラーのキャップトゥ+ホワイトステッチ。




IMGP18225.jpg




革質も素晴らしく、作りもしっかりしていて、同時期のフローシャイム、
ウェインバーグと比較しても引けを取らないレベルだと思います。



IMGP18239.jpg




最大の特徴は、このクッションインソール。
アーチパッド一体型で、全体に敷き詰められています。



IMGP18238.jpg




中心には Wrightと同様のバンプも。




IMGP8229.jpg



IMGP18235.jpg




ハウス型ユニオンメイドのファクトリーナンバーは「365」。




IMGP18222.jpg



自前で靴を作っていた可能性もありますが、どこかのメーカーに製作依頼
していたとも十分考えられますね。




IMGP18240.jpg




だとすれば、どのメーカーの手によるものなのか、推理するのもまた愉し(^_^)




IMGP18218.jpg




こういう訪問販売・通販系のメーカー、 Charles Chester とか Doublewear、Knapp など
他にもいろいろありますが、やはり旧いモノはなかなかのクオリティがあって、
宣伝文句に違わぬ正直なビジネスをしていたんだな、という印象を持っています。



*** 2014/12/17 追記 ***

内部表記と小窓です。


bronsonian1.jpg


bronsonian2.jpg


パテントナンバーを調べたところ、“Holland-Racine Shoe Company”という
ウィスコンシンのメーカーに行き当たりました。 距離的にも近いですし、
このメーカーが関っている可能性が高いと思われます。




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Comment

Name - なおけんた  

Title - 

昔のアメリカ靴は、大小有名無名の本当にたくさんのメーカーが競い合っていたんですね。
競争が技術や品質を押し上げて行ったのかもしれませんね。
今は消滅し、人々の記憶からも消えて行ったメーカーでも素晴らしい靴を作っていたことが、デッドストックやヴィンテージからわかるんですね。

この靴、私も好みです。
雰囲気やシルエットがいいですね。
革の良さももちろんです。
最近、アウトソールに関心が向いているものですから、アウトソールの全体像が見られないのがちょっと残念ですが・・・
きっといい感じなんでしょうね。
こんなのを手にしたいです。
2014.12.16 Tue 20:16
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

なおけんたさん、こんばんは。

> 昔のアメリカ靴は、大小有名無名の本当にたくさんのメーカーが競い合っていたんですね。
> 競争が技術や品質を押し上げて行ったのかもしれませんね。
> 今は消滅し、人々の記憶からも消えて行ったメーカーでも素晴らしい靴を作っていたことが、デッドストックやヴィンテージからわかるんですね。

はい、実にもうその通りで、アメリカ旧靴の魅力の大きな要素だと思っています(^_^)
個人的にはどちらかというと、こういう無名ブランドとか消えたメーカーに惹かれます。
知らないブランドだと、メーカーの背景を調べたり、年代を推測する楽しみも得られますし(^^;


> この靴、私も好みです。
> 雰囲気やシルエットがいいですね。
> 革の良さももちろんです。


共感いただき、ありがとうございます(^_^)
今は全方位外交ですが、以前はこういう感じのモノを第一に選んでいました。


> 最近、アウトソールに関心が向いているものですから、アウトソールの全体像が見られないのがちょっと残念ですが・・・


一応、画像追加してみました。
いたって普通でございます(^^;

ゴムヒールや内部表記からは、H社っぽい感じもしますが、正直よくわかりません。
2014.12.16 Tue 21:05
Edit | Reply |  

Name - 電池  

Title - 

またこの組み合わせですか!!うらやましい…

今回のペアはトゥがぽってりしてますね。アメリカ靴らしさを感じます。このデザインはドレスとカジュアルの中間といいますか、本当に絶妙なバランスですよね。キャップトゥだけどタンカラー、内羽根だけどホワイトステッチ。私も集めたいですね。

ところで、ユニオンメイドのファクトリーナンバーが同じなら同じ工場というシンプルな認識でいいんでしょうか?それなら何処かで同じ番号があると判明しますね^ ^
2014.12.16 Tue 22:21
Edit | Reply |  

Name - Mi  

Title - 

europeanblendさん、皆さん、こんばんは。ご無沙汰しておりました。

この二色成形のゴムヒールですが、我々(?)が対象にしている年代の
アメリカ古靴にときどき見られますよね。
europeanblendさんのおっしゃる通りH社とか、ほかにはフレンチ社、
あとはアメリカ製ではありませんがリーキー社とかでも見たことがあります。

年代的には結構古くから、もしかしたら40年代からあるのかな?と思っています。
末は60年代初頭くらいのようで、ちょうど我々の一番興味のある年代ですよね。
個人的には、このヒールは手が込んでいる分コストもそれなりにしたのではと考えていまして、
このヒールがついている靴は、年代的にも質的にも良いものが多い気がしております。
2014.12.16 Tue 22:23
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Name - なおき  

Title - 

いやはや、全くeuropeanbrendさんのアーカイブは底無しですね。こんなメーカー全く知りませんでした。
何か様々なメーカーのいいとこ取りみたいな作りですね。いかにもアメリカらしい柔軟性と言いますか。
このグッドイヤーのオレンジのパーツが斜めに入ったヒールは、個人的にはURNER期のFrench Shrinerで多く採用されているイメージですね。関係があるかは全く分かりませんが…
2014.12.16 Tue 22:45
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Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

電池さん、こんばんは。

> 今回のペアはトゥがぽってりしてますね。アメリカ靴らしさを感じます。このデザインはドレスとカジュアルの中間といいますか、本当に絶妙なバランスですよね。キャップトゥだけどタンカラー、内羽根だけどホワイトステッチ。私も集めたいですね。


そうですね。60sのEbony誌に載ってるようなポインテッドトゥのキャップも
好きなんですが(←ポリシー無し 笑) もうタンカラーのキャップトゥなら
どんな無名ブランドでも見境なく手を出してました(^^;


> ところで、ユニオンメイドのファクトリーナンバーが同じなら同じ工場というシンプルな認識でいいんでしょうか?それなら何処かで同じ番号があると判明しますね^ ^

そうですね、その解釈で良いかと。
たくさんディヴィションブランドを抱えてたメーカーはブランド毎に別のファクトリーNO
をもっていた例もあるようです。
いずれ、みんなで協力して一覧表を作りたいですね(^_^)

2014.12.16 Tue 23:31
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

Miさん、こんばんは。

> この二色成形のゴムヒールですが、我々(?)が対象にしている年代の
> アメリカ古靴にときどき見られますよね。
> europeanblendさんのおっしゃる通りH社とか、ほかにはフレンチ社、
> あとはアメリカ製ではありませんがリーキー社とかでも見たことがあります。

ゴムヒールに着眼されるとは、さすがはMiさん(^_^)
確かにその2社がパッと思い浮かびますよね。何だか嬉しいなあ。
リーキー社は初めて知りました。何となくイメージは出来るんですが。


> 年代的には結構古くから、もしかしたら40年代からあるのかな?と思っています。
> 末は60年代初頭くらいのようで、ちょうど我々の一番興味のある年代ですよね。
> 個人的には、このヒールは手が込んでいる分コストもそれなりにしたのではと考えていまして、
> このヒールがついている靴は、年代的にも質的にも良いものが多い気がしております。


茶色の部分が黒のヤツならBostonianにも使われた気がします(^_^)
ヒール単独での年代特定はスパンが長いので難しいですが、重要なファクターの一つですよね。
ちょっと後日、他の画像も上げてみます。

2014.12.17 Wed 00:04
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

> いやはや、全くeuropeanbrendさんのアーカイブは底無しですね。こんなメーカー全く知りませんでした。

マイナーメーカー大好きなので(^^;
これは出来が良いですが、他にもしょうもないメーカーのものも好物です。
「どこで道間違えたんかのう...」という(笑)


> 何か様々なメーカーのいいとこ取りみたいな作りですね。いかにもアメリカらしい柔軟性と言いますか。
> このグッドイヤーのオレンジのパーツが斜めに入ったヒールは、個人的にはURNER期のFrench Shrinerで多く採用されているイメージですね。関係があるかは全く分かりませんが…


あのコードバンのFSがそうでしたよね。
あれ一応参加しましたが、240ドル超えでギブアップしました(^^;
箱付きならもっと頑張ったんですが。(←箱フェチなので)

実はもう1足、自宅倉庫でFSのデッド発見しました。
近日公開いたします。

2014.12.17 Wed 00:06
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Name - tomojin329  

Title - 

お久し振りです。
先日ebayをウォッチしていたら面白いものが出品されていたので一応。

http://www.ebay.com/itm/VINTAGE-1950s-60s-SHOE-REPAIR-STORE-GOODYEAR-HEELS-COUNTER-DISPLAY-SIGN-PRICES-/221462073398?pt=LH_DefaultDomain_0&hash=item33902b1036

出品者の方は1950-60年代としています。
当時はこれ位の価格で売られていたんだなぁと思い画像だけ保存しました(;^ω^)
流石に購入するには高すぎるので・・・。
2014.12.17 Wed 03:10
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

tomojin329さん、こんにちは。

> 先日ebayをウォッチしていたら面白いものが出品されていたので一応。
> http://www.ebay.com/itm/VINTAGE-1950s-60s-SHOE-REPAIR-STORE-GOODYEAR-HEELS-COUNTER-DISPLAY-SIGN-PRICES-/221462073398?pt=LH_DefaultDomain_0&hash=item33902b1036
>
> 出品者の方は1950-60年代としています。


これは実に興味深いモノですねえ(^_^)
Miさんおっしゃる通り、Cat's Paw より高かったんですね。
こういう合成ゴムって、今では当たり前過ぎて有り難みがないですけど、
当時はまだ新技術の範疇だったんでしょう。
釘打ちやVクリートに目が行きがちですが、こういうゴムヒールの変遷を
見比べるのも面白いですよね。

たいへん面白い情報、ありがとうございます(^_^)

PS)tomojinさんにはそろそろフローシャイムのストアサインを(笑)
2014.12.17 Wed 13:45
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Name - marumono  

Title - 

季節労働者のためごぶさたしていてすみません。
これまた革質や他のクオリティのよさが伝わってきます。

追記でまさかのHolland Racineの名が、、、
自分のユニオンスタンプ見てみたのですが、365に見えなくもない 笑
こちらの靴のようなきれいな印字で無く型押し?で薄れてしまっています。

最近の素晴らしいペアの連続、楽しませていただいております。
2014.12.18 Thu 00:45
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

marumonoさん、こんにちは。

> 追記でまさかのHolland Racineの名が、、、
> 自分のユニオンスタンプ見てみたのですが、365に見えなくもない 笑
> こちらの靴のようなきれいな印字で無く型押し?で薄れてしまっています。

実は、maumonoさんにこの件お尋ねしようかと思ってたところでした(^_^)
以前、手持ちでこのメーカーのモノを所有していると言いましたが、
そっちは“335”なんです。
2社が合併してできた会社なので、2つ番号があってもおかしくないのですが、
確証が欲しかったので。お知らせいただきありがとうございます。

2014.12.18 Thu 11:27
Edit | Reply |  

Name - marumono  

Title - 

こちらが以前コメントいただいたものかと思っていましたがもう一つお持ちなのですね。

今一度履き口から覗き込むのではなく紐をはずして真上から見ましたら335でした!
工場は別なのですかね。。。
2014.12.19 Fri 00:11
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Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

marumonoさん


> 今一度履き口から覗き込むのではなく紐をはずして真上から見ましたら335でした!
> 工場は別なのですかね。。。


そうですか!わざわざ見ていただき、お手数をおかけしました。
たいへん参考になります。ありがとうございます(^_^)

資料によると、ある年に工場を1本化したらしいので、その辺がヒントに
なるかもしれません。

なにぶん、資料に乏しいメーカーなので。。。

335が付いているのはこのメーカーが出していた“The doctor shoe”という
ブランドです。

いずれ記事にいたしますので、ご覧いただければ幸いです。
2014.12.19 Fri 13:39
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