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N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

DOUBLEWEAR POLE CLIMBERS' BOOTS 

アメリカ製ブーツ祭り SEASON 5  第4回



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DOUBLEWEAR の8-inch Top レースアップブーツ。
デッドストックで、67年製と推定。



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おそらくポールクライマー用のものと思われます。



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ブーツ内側に、このような補強革があてられています。



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これは Lineman Patch とか Gaff Guard などと呼ばれるもので、
電柱を登るときの滑り止めなどを意図したものなのでしょう。





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ちゃんと裏革のザラついた方を表にしてますね。



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この履き口の滑り止めテープも旧いワークブーツによく見られるディテール。



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オイルがよくしみた厚みのある革で、ブラックなんですが、少し茶色がかって見えます。



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このようにスレてくると、中の茶色が露出します。いわゆる茶芯というヤツですかね。



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このグリーンのステッチもオールド感があります。


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旧いデッドストックブーツにはシューホールやフックに青錆が出てることが多く、
これにもベッタリ付いていて除去がタイヘンでした。

でも、これが実にキレイなグリーンで、何となく取るのが惜しい感じも。
ステッチの色にも合ってましたし(^^; これが緑青(銅青)ってヤツでしょうか?



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DOUBLEWEAR SHOE CO はミネソタ州ミネアポリスにあったシューメーカー。


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ここのワークブーツ(の少なくとも一部)はレッドウィング社がOEM供給していた
ことを確認していて、このブーツも内部表記からその可能性が濃厚と思われます。



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これは以前アップしたDOUBLEWEAR社 50年代のカタログ。
ここにも同種のポールクライマーブーツが掲載されています。




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エンジニアも。こんなんがもしデッドで出てきたら超ド級のお宝ですね(^_^)


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これは当時の箱も付いていて、まさに NOS w/BOX。
同州内の BUD’S UPHOLSTERY & SHOE SERVICE というお店に送られたもの。


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DOUBLEWEAR社は通販と個人代理店メインの販売方法をとっていたようで、
このお店もそのような代理店のひとつだったのでしょう。


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ビンテージのRWデッドはバカ高いので、DOUBLEWEAR は覚えておくと良いメーカーだと
思います。(すべてがRW社製とは確言できませんが)

※※ 追記 ※※
70sくらいのキッドスキンアンクルブーツで、SHAW製を確認。(2014/10/26)



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当時としては単なる作業靴だったのでしょうけど、半世紀も経つと芸術品に見えるから不思議です。



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Comment

Name - 電池  

Title - 

お久しぶりです。

個性的と言うか専門的なペアですね。ブーツやワークブーツには詳しくないので勉強になります。これほどまでに特定の作業に特化している靴が生産されていたんですね。現在だと最新技術を使った万能な安全靴1足で済むんでしょうね。

このペアですが仰る通り、黒なのに茶色に見えますね、茶芯も良い雰囲気です。緑ステッチはフローシャイムだけかと思っていましたがアッパーやシャフトにこんなに緑ステッチをしているメーカーもあるんですね。知りませんでした。元々はただの作業靴なのに今では本当に芸術品ですね。

ところで話は変わりますが、前々記事のNunn Bushについて質問です。この記事に記載している下から二つ目のADについです。男の人が"None but Nunn Bush for me!"と言っているものです。こちらはいつの年代のものか分かりますか?40s辺りかと思っているのですが…よろしければご教授お願いします。
2014.10.23 Thu 16:53
Edit | Reply |  

Name - なおけんた  

Title - 

かっこいい。
働く男のためのハードユースに耐えうるブーツですね。
ファッションではなく、様々な意匠に必要性と意味がある。
こういうのに現代の軟弱男(私も)は弱いんです(笑)。
そしてこのようなものが、ファッション性を帯びてくるんですね。
どっかのブランドがこの意匠を取り入れてくるかもしれませんね。
もうすでに出ているのかな?
ところで、ソールはレザーなんですか?
2014.10.24 Fri 06:51
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

電池さん、こんにちは。

> 個性的と言うか専門的なペアですね。ブーツやワークブーツには詳しくないので勉強になります。これほどまでに特定の作業に特化している靴が生産されていたんですね

おっしゃるとおり、ワークブーツといっても用途別にハンティングブーツ、ペコス、ラバーブーツ、ラインマン、ロガー、エンジニアなど様々な種類がありますね。


> このペアですが仰る通り、黒なのに茶色に見えますね、茶芯も良い雰囲気です。緑ステッチはフローシャイムだけかと思っていましたがアッパーやシャフトにこんなに緑ステッチをしているメーカーもあるんですね。知りませんでした。元々はただの作業靴なのに今では本当に芸術品ですね。

理由までは分かりませんが、緑、オレンジ、またはその混合なんかのステッチをよく目にします。
茶芯という言葉、90sのRWブームの時にはなかった気がしますが、どこかの古着屋さんが流行らせたのでしょうか。最近はRW自身が復刻しているようですね。単にテキトーだっただけなのでしょうけど、それがアジと捉えられるのは面白いですね。ビンテージジーンズと一緒というか。

> ところで話は変わりますが、前々記事のNunn Bushについて質問です。この記事に記載している下から二つ目のADについです。男の人が"None but Nunn Bush for me!"と言っているものです。こちらはいつの年代のものか分かりますか?40s辺りかと思っているのですが…よろしければご教授お願いします。

これは1939年のアドのようです。当時流行った名曲“Not But For Me”のもじりでしょうか。
2014.10.24 Fri 15:18
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

なおけんたさん、こんにちは。

> 働く男のためのハードユースに耐えうるブーツですね。
> ファッションではなく、様々な意匠に必要性と意味がある。

そのとおりだと思います。ガチの作業靴なので、当たり前ですがリアリティが
感じられますよね。


> そしてこのようなものが、ファッション性を帯びてくるんですね。
> どっかのブランドがこの意匠を取り入れてくるかもしれませんね。
> もうすでに出ているのかな?

少なくともホワイツにはこの GAFF GUARD の付いたラインズマンありますね。
もっともこれは実用途として昔からあるものだと思います。
何で向こうの作業靴はカッコイイんでしょうね。
ないものねだりなら、あちらの人は日本の地下足袋をカッコイイと思うのか(^^;

> ところで、ソールはレザーなんですか?

セブリングの合成樹脂系ソールで、底のステッチが2重のよく見るヤツです。
たぶん、滑りにくく、グリップがあるのだと思います。
2014.10.24 Fri 15:31
Edit | Reply |  

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