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アメリカ製ブーツ祭り サードシーズン 第2回 

アメリカ製ブーツ祭り サードシーズン 第2回

本日はレッドウィングの刻印や印字表記について。

レッドウィングの年代特定ですが、私は次の3点を
判定要素と考えています。

1) 内部の印字
2) 外側の刻印
3) タグ

もちろん、箱付きの場合は(それが箱違いでなければ)
決定的な手がかりですし、

他にも、
スクエアステッチの有無とその形状(875、877の場合)、
ユニオンスタンプの形、などもヒントになるかと。

この中でいちばん確実なのは、もちろん 内部の印字。
一般にはサイズ表記の下、ユニオンスタンプの左に
“S73” などと印字されていて、これがそのものズバリ。
(“F7”など下一ケタ表記の場合もあり)


これは83年製。

IMGP2888.jpg


こっちは81年製。

IMGP2897.jpg



ただ、この部分がかすれて読めない場合が多い。

すると、次は外側の刻印を頼りにすることになります。

これはブーツのアウター内側に、

RED  WING
4    5

などと表記されているものです。
左が製造月、右が製造年の下一ケタと一般に言われて
いますが、内部印字と照合すると、左右逆、つまり
左=製造年、右=製造月 と刻印されている個体も多く
存在します。

RED  WING        
5    12         

など、右の数字が10以上の場合、または左の数字が0の
場合は、  左=製造年、右=製造月 が確定できます。

この場合、75年or 85年 の12月生産とまず判定でき、
あとはタグで特定できる場合が多いです。
(アイリッシュセッターの場合、
60s~70s=生産国表記なし犬タグor Made in America タグ、
80s=Made in U.S.Aタグ)

ですので、たとえばアイリッシュセッターのUSAタグで、

RED WING
6  8

などの場合、内部印字が読めなければ、それが88年製
か86年製なのかを知ることは、残念ながら困難となります。


左=製造月、右=製造年の例。

IMGP2899.jpg


同ブーツの内部刻印。

IMGP2898.jpg


この時点では71年、81年の可能性がありますが、
タグが“made in USA 入りの犬タグ”であるため
81年が確定します。




逆印字の例です。

外側の刻印。

IMGP2903.jpg


同ブーツの内部印字。

IMGP2907.jpg


78年11月製ということになります。



ユニオンメイドスタンプについて。

これは72年ごろを境に、ハウス型から握手型のものへ変更
され、さらに90年頃に UFCW表記のものになります。


<ハウス型>

IMGP6302-2.jpg



<握手型>

IMGP2894.jpg



これもかすれたり、にじんだりしていて見づらいのですが、
サイズ表記の下にボーっと丸いものが見えれば、握手型だと
思ってまず良いかと思います。


最後に羽タグについて。

アイリッシュセッター・シリーズ以外のものに付くこの羽タグ。



紺タグ


まず、紺タグは61年のものに使われていたことが確認できて
います。おそらくアイリッシュセッターの刺繍タグと同様に61年
頃を境に白タグに変わったのではないかと思われます。



羽タグUSA


白の羽タグに“Made in USA”表記が入った時期については
74~77年頃だと推測しています。
これは74、75、76、77年の4年間に関しては、USA表記なし
のものと、表記ありのものが混在しているからです。

したがって、羽タグをまとめると次のようになります。

40s?~61年頃     紺タグ
61年頃~77年頃    生産国表記なし羽タグ
74年頃~90年中頃?  made in USA 羽タグ(旧羽タグ)

こうやって見てみると、この羽タグはそれぞれ15~20年くらい
のスパンがあり、例えば「生産国表記なし」羽タグにしても
60s初頭から70s後半までのものとしか言えない、という
ことになります。

タグ単独による年代判定は不可能で、上記刻印などとの併用
で判断されるべきでしょう。


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