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N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

アメリカ製ブーツ祭り サードシーズン第1回 

アメリカ製ブーツ祭り サードシーズン第1回。

今シーズンはレッドウィング多めの予定です。


実は、先日70s~90sのレッドウィングの箱付デッドを大量に
見る機会がありました。

RWのこの時代のデッドは、以前のブーム時までに掘り尽くさ
れていて、今となってはなかなか希少。

そこで、今回はアイリッシュセッターのタグの変遷について
検証していきたいと思います。


(以下はあくまで個人的な見解で、不正確な部分が
あるかもしれません。そのような部分がありましたら
ご指摘頂ければ幸いです。)


もともと「アイリッシュセッター」とはレッドウィングの
ハンティングブーツカテゴリーの名称。
90年代までは文字通りセッター犬のイラストが入ったタグ
(90s後期は焼印)が付いてました。



IMGP2879.jpg


いわゆる「ハンタータグ」。
「アイリッシュセッター」が登録商標されたのが54年頃とされて
いるので、それ以前のタグということになります。多くは40sと
言っても良いかと。超希少で、デッドはまずお目にかかれません。



犬タグ(刺繍)


アイリッシュセッター最初期の刺繍タグ。
61年製造分に使われていたことまで確認できていますが、いつ頃
から使われ始めたかは不明。少なくとも56年のものには見られる
ので、50s中期~61年あたりまでということになるかと。
ちなみに61年のものには、プリントタグも存在するようです。


続く62年~80年までの時期には次の2つのタグが「混在」
しています。


犬タグ(生産国表記なし)


この「生産国表記なしのプリント犬タグ」と、



犬タグ(AMERICA)


こちらの「Made in America 犬タグ」です。

雑誌などでは、「生産国表記なし」=60s、「America」=70sと
されてることが多いようですが、内部の印字ならびに外側の
刻印で確認すると、実際には「生産国表記なし」の70sも存在
しますし、「America」タグの60sもあります。

従って、どちらが古い新しいはタグだけでは判別は難しいと
思われます。

ただ「生産国表記なし」は866の古いものに多く、
MADE IN AMERICA犬タグの1960年代のものは、877や875に多い、
という傾向はあるようです。


刻印や内部印字を見れば、まさにピンポイントで年代が特定できる
ので、そちらの方が確実かと思われますが、消えている場合は残念
ながら年代特定は難しいということになります。



犬タグ(80s)


80年~89年頃までが、この「Made in U.S.A」犬タグ。



犬タグ(半歩犬2)


(ちなみに、この右上に Made in U.S.A.表記が入る白犬タグは
1994年以降、何度か復刻されたもので、80sではありません。
良く見ると、半歩くらい前方に進んでいるので、「半歩犬」タグ。)


他のワークブーツメーカーで80sというと、クオリティが格段に
落ちるのですが、レッドウィングは踏みとどまっていました。

おそらくこの頃が、レッドウィングと他のワークブーツメーカー
の差が顕著に表れた時期ではないかと思われます。


最初のR.W.ブームがおこったのが、ちょうどこの80s末期。
他のメーカーの凋落により、レッドウィングが確固たる地位
を築いた(日本で広く認知された)のもこの時期でした。


犬タグ(半円)

そして90sがこのような半円タグとなります。

この半円タグ変遷については、さまざまな有益サイトが
ありますので、そちらを参考にして頂ければ。

90s後半の第2次RWブーム期には、数年前のものに
過ぎなかったこの半円タグも、今では立派なビンテージ。

この半円タグのデッド、年代が新しい割に意外と見つから
ないです。前回ブームの際に現地で掘りつくされた様子。
店によっては定価以上のプレミアがついていましたからね。


以上、アイリッシュセッターの犬タグをまとめると次のような
結論に。


1950s中~1961   刺繍タグ
(1961年はプリントタグのものもあり)
1961~1980     生産国表記なし or Made in America
1980~1989頃    made in U.S.A
1990s        半円タグ、ほか


1961年や1980年、1990年などタグ切り替え期のものは新旧の
タグが混在している可能性があります。
これはリーバイスでも見られることですが、新タグ期に
なっても旧いタグが残っていた場合、そちらも消費した
と思われるからです。

要は、その辺にあったタグを適当に付けた可能性が高い。

後にこれを研究する日本人がいるとは思ってなかったで
しょうから(笑)。




次回は刻印などについて検証したいと思います。



Comment

Name - luckymoon  

Title - 

はじめまして。
アイリッシュセッターの一ファンとして、大変勉強になりました。
引き続きディープな記事をお願い致します。
2010.10.23 Sat 14:35
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - 

コメントありがとうございます。

この手の話はさんざん出尽くした感もあるのですが、
雑誌等の情報にちょっと疑問点があったものですから
自分的メモということで、まとめてみた次第です。

またよろしければ、ご訪問ください。


2010.10.24 Sun 23:37
Edit | Reply |  

Name - -  

Title - 承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
2011.04.06 Wed 16:45
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - 

jyaga234 さん、こんにちは。

亀レスになってしまい、申し訳ありません。

> 875で
> 旧犬タグ  Made in America  7 12の刻印で 77 年か 67年と判別がつくのですが
> ソールが DU-FLEX だと 67年なのでしょうか?

私の経験の範囲の話ですが、DU-FLEXは70s初期あたりまでのものを確認しています。
ひょっとしたら70s中期あたりまで使われていた可能性もありますが、さすがに70s後半
は考えづらいかと。よって67年の可能性が高いと思います。
以上ご参考になれば。

これからもよろしくお願いします。

2011.04.29 Fri 21:00
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - 追加です。

内部にホームベース型のユニオンスタンプが見えれば70s初期までのものです。
RWの場合は確か74年近辺までこの形だったと思います。
内部の印字が見えればいちばん確実なのですが。
2011.05.03 Tue 20:07
Edit | Reply |  

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