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自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

Vintage American Shoes #2 ~Foot-So-Port編~ 

Wright、Alden、Dr. Scholl、Foot-So-Port。
アメリカのオーソペディックシューズ系の代表的なメーカーといえばこのあたりかと。
アメリカの革靴メーカーは80年代後半までにその多くが廃業または吸収されていて、
ブランド名自体がなくなってしまった例が多いのですが、この4ブランドは現在も存続
していますね。

現行のものに関しては、オールデン以外はちょっとコメントを差し控えたいですが、
昔はさすがにどのメーカーも素晴らしいクオリティを持っていました。


これらの中で今回は Foot-So-Port を取り上げてみたいと思います。



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Foot-So-Portは1927年ウィスコンシン州において Musebeck Shoe Company と
して創業。当初からオーソペディックシューズを手掛け、Foot-so-portや50s前半
までは Health Spot ブランドを展開していました。



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このメーカーは履き心地の良さに定評があります。一言でいえば、立体的。
インソールの中央部分が盛り上がっていて、土踏まずにフィットするように設計
されています。WRIGHTの靴もほぼ同じ構造です。



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作りもなかなか丁寧で、高級靴に引けを取らないものが多い。
そのわりに値段が手頃なのもここの良いことろ。



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特に50sのものはこんな感じのソールのものもあって、独特の色気があります。


割と知られていることですが、Foot-So-Port の年代判別法は容易なので、
ここでシェアしておきたいと思います。



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実は靴の中のサイドウォールにはっきりと表記があります。
モデルナンバー(S-140など)の左に3ケタor 4ケタの数字があり、これが製造年月
を表します。写真の557は57年5月製、575は75年5月製となります。

ただし、80年代以降は表記の仕方が変わったらしく、この法則はあてはまらなく
なります。例えば、「438」や「0108」などの表記になってたり。

ここからは推測ですが、この年代辺りから、逆読みで印字されるようになったの
ではないかと。つまり、「438」なら83年4月、「0108」は80年10月。
「678」とかだと、78年なのか87年なのかワケワカメになっちゃいますけど。

この辺は確証があるわけではないので、今のところ私の勝手な推論です。
でも見た目的には、こう考えると結構つじつまが合うんですよね…。
私が師匠と仰ぐビンテージ靴屋の社長さんとも意見が合いましたし。

まあ、80s以降のものは印字自体も新しい感じがするので、この辺でも
判別可能かと。



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ちなみに外箱のデザインは基本的にずっと変わっていません。
50年代も80年代もほぼ一緒。印字の仕方は少し違いますけど。



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ただ、このデザインの箱のものは結構旧いです。私が今まで見た
この通称「青箱」はすべて50s~60s初期のものでした。

「Foot-So-Portの青箱」(実際は緑ですけど)と言えば、私のような
人間はパブロフの犬になります。安く売ってやるからワンといえ、
と言われたら、ためらいもなく「ワン!」と言うかもしれない(^ ^;  


現在も存続しているメーカーであり、近年まで古いスタイルの靴を作って
いたので実際以上に古く見られることもあるようです。
ネットや店頭で見るかぎり、ほとんどのお店はこの判別法を御存知のよう
ですが、たまに豪快な間違い(80sモノを40sとか…)も見受けられますので。

最近いろんなところで聞く話ですが、旧い革靴やブーツのブームが微妙に
来ているようです。(逆にビンテージスニーカーは多少アゲンストのような気
がします。スニーカーは今が「買い」かも?)



foot-so-port1954.jpg


オールデンやレッドウィングは知名度が抜群なので、ビンテージのデッドとも
なると値が張りますが、Foot-So-Port はまだまだ「知る人ぞ知る」ブランド。
それでも最近ジワジワと「来てる」気がするので、今のうちかも、です。

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