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N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

DOUBLEWEAR のワークブーツ 

「アメリカ製ブーツ祭り セカンドシーズン」第11回。
今回はマイナーメーカー。




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DOUBLEWEAR というブランドの10インチハイトブーツ。
デッドストックで、60年代のものと推定しています。

ご覧の通り、同年代の初期Redwing 877によく似ています。

同じロング丈のモックトゥブーツであるということだけでなく、



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オレンジがかった「オロ・ラセット」カラーとか、



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サイドの一直線のトリプルステッチや背面のステッチ処理、



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このクロスしたスクエアステッチの形状、



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そして、この DU-FLEX CUSH-N-CREPE ソール。
旧い#877には、このAVON社のウェッジソール版が使用されて
いますが、これはヒール付きタイプ。
50年代の#869などには、こちらのタイプが使われていました。

ちなみに、先日書いた Fin & Feather のブーツにも同タイプの
ソールが使用されていますが、このDOUBLEWEARの方には、
"PATENTED"の代りにレジスタードマークが入っています。




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DOUBLEWEAR SHOE COMPANY は、ミネソタ州ミネアポリス
にあったシューメイカー。創業は1908年、ということですから、
同じミネソタのレッドウィング(1905年創業)とほぼ同時期。



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KNAPP や MASON などと同様、メールオーダーによる直販と
個人代理店を通じての販売がメインだったらしく、古くは1920年代
から「個人代理店募集」の広告を出してました。


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場所柄、ハンティングブーツなどのスポーツブーツを多く生産して
いたようですが、アドを見ると、ドレスシューズも作っていたようです。

少なくとも1960年代までは存在していた形跡があるのですが、その
後の消息は不明。この辺の中小メーカーの多くは1970年代〜80年代
に倒産するか、他のメーカーに吸収されるかしているので、おそらく
そのような運命を辿ったのでしょう。



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とにかく何から何まで草創期の#877に似ているこのブーツ、
当時大ヒットした Irish Setter にあやかった類似商品、という見方
もできますが、別の可能性としては、当時、ハンティングブーツの
形とはこういうもの、と各メーカーが共通の認識を持っていたのかも
しれません。現在はリーバイスを象徴するアーキュエイトステッチ
が、初期のリーやラングラー にも使われていたのは有名な話ですが、
ちょうどそんな感じだったのかな、と。

今の認識では、この手のモックトゥワークブーツの元祖はRW、
となっていますけど、歴史って勝者の側から語られることが多いの
で、ルーツがどの辺にあるのか、本当のところは謎ですよね。



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革質、つくり共に素晴らしく、さすがにこの辺の年代のものは
どのメーカーのものでも、ハズレがほとんどないように思います。

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