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N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

WOLVERINE のピッグスキンブーツ 

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Wolverine の6インチブーツ。1960年代あたりのものと思われます。
素材はピッグスキンで、独特の柔らかさがあります。


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ウルヴァリン社は1883年ミシガン州にて創業。当初は電力会社だったよう
ですが、1903年頃から靴の生産を開始。自社タナリーを持ち、主にホース
ハイドを生産。1914年にこの馬革を使った"1000 Miles Shoes"を発売し、
これがウルヴァリン社の代名詞に。


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第二次大戦中はアメリカ海軍にピッグスキンの手袋を納入。
1950年代に入り、農耕馬の減少からホースハイドに代わる新素材として
ピッグスキン・スウェードを開発。"Hush Puppies"のブランド名でこれを
使ったカジュアルシューズを発売し、大ヒット。

ちなみに日本で現在よく見かける"Hush Puppies"の靴は、大塚製靴の
ライセンス生産品。リーガルと同様もともとあちらのブランドだった
わけですね。

現在もウルヴァリン社は"Wolverine World Wide"として存続していて、
最近では「1000マイルブーツ」など、かつての銘品も復刻しています。


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さて、このブーツ、丁寧に鞣し加工されたピッグスキンの素材感も
さることながら、もう一つ目を引くのは、この独特のゴムソール。

繊維がゴムに練り込まれていて、強度を上げる工夫がなされています。


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"SEIBERLING"、"FIRM-GRIP"の刻印。
Seiberling Rubber Company は、かのGoodyear社の創設者でもある
Franklin Augustus Seiberlingが作った会社。

1958年に"Blown fiber-containing shoe sole and method of
making same"というSEBERLING社の特許が見えることから、おそらく
これだろうと思います。

コルクソールやビブラムソールとはまた違った、独特の雰囲気がある
ゴムソールで、今ではほとんど見ることのできないものでしょう。


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これは1955年の雑誌広告。
"HORSEHIDE OR PIGSKIN SHOES"の文字が見えます。
これ以前の広告には、"HORSEHIDE"だけしか書かれていないものが
多いのですが、これには"PIGSKIN"も併記されています。
馬革から豚革へ会社が軸足を移しつつあった時期のものなのでしょう。


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このロゴマークのあるプリントタグは、社名が変更された1960年代半ば
くらいまで使われていたものと推測しています。
上の広告にも同じ"WOLVERINE"の書体が見られますね。


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できれば戦前のHORSEHIDEの箱付デッドを手に入れたいところですが、
かなりハードルが高いようです。50sデッドですら、かなり稀少ですし。


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よく雑誌などで、30sや40s と説明されている靴は、せいぜい50s辺りの
ものが多いように思います。この辺は面白いところで、例えば70sものを
60sと間違えることはあっても、逆はほとんどないですね。
まあ、人情としてはよく理解出来ますが(^ ^;


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私も自分への戒めとして、客観的な判断材料がない場合は、より新しい
年代へ特定するようにしています。

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Name - 紹介者  

Title - 援

男性はお金、女性は快楽を得ることに興味はありませんか
2009.07.31 Fri 00:00
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