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N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

Florsheim のロングウィングチップ 

IMGP7179T.jpg

Florsheim のロングウィングチップ。
フローシャイムがまだ「ちゃんとした靴」を作っていた頃のもの。

IMGP7180T.jpg

ペブルグレインのアッパーに、5本の釘が打たれたトリプルソール。
レザーヒールには、2周釘にV-cleatと呼ばれる三角金属チップが付けられています。

IMGP7157T.jpg

時期的には、そんなに古くなくて、おそらく80年代初期あたりのものであろうと推察
しています。この釘たくさんのインペリアルのKenmoorシリーズは意外と長く作られ
ていたようで、少なくとも80年代いっぱいまでは製造されていた形跡があります。
ことによると90年代中頃まで作られていたかもしれません。

IMGP7174T.jpg

以前にも書きましたが、フローシャイムの年代判定は少々難しいものがあります。
オークション等で、「製造国表記のないものは70s以前」という説明を見かけますが、
これは「製造国表記のないものは70s以前の可能性がある」くらいが穏当でしょう。

IMGP7209T.jpg

この製造国表記だけで年代を特定するのはムリがあるとは思いますが、
あえて「目安」としての意見を述べるなら、

製造国表記なし(〜80s中期→80s初期?)
→Made in USA(80s中期→80s初期?〜90s後半)
→Assembled in USA(90s末期)→Made in India(1999 or 2000〜)

と言う感じになるのではないかと。
インド製へ移行したのが20世紀末で、これはほぼ確か。
常識的に考えれば、Assembled in USAがその直前の数年間と思われます。
Made in USA の表記の入ったものは、画像で見る限り90年代のものが多いように
感じます。あくまで個人的な意見ですが。


***追記***
made in USA表記のあるもので、70sの箱に入っているものを見かけました。
同時期のものであっても、この表記があるものとないものが混在していた可能性
もあるかと思います(例えば輸出向け、等々)。


IMGP7193T.jpg

ところでこれ、アメリカの業者から手に入れたのですが、上蓋は欠品だったものの、
一応箱付きデッドストックでした。で、驚いたのがこのプライスタグ。

IMGP7330.jpg

何と、$976.75のシールが。もっとも、その横に$250と貼り直されていますが(^ ^;

箱自体は70s〜80s初期に使われていたものだと思うのですが、新しいバーコードが
貼られているところを見ると、アメリカのどこぞのビンテージショップで売られて
いたものでしょう。何と強気な(笑)。90年代のアメリカのネットバブル時の瞬間
最大風速的なプレミア価格でしょうか。

日本が「失われた10年」を耐え忍んでいた間にアメリカはこういうことになって
いたんですね。単に靴を買ってて、経済の変遷を知ることになろうとは(^ ^;

IMGP7220T.jpg

ロゴ入りのゴムヒールのものでも50sはあるのですが、個人的に食指が動くのは
やはりこの「釘いっぱい」で V-cleat 付きの Kenmoor。

IMGP7207T.jpg

最近、創業者一族がフローシャイムの経営権を再び手に入れたようですね。
「コブラヴァンプ」の復刻もいいですけど、どうせならこの頃のロングウィング
チップをリバイバルして欲しいところです。

Comment

Name - ふたむらえいじ  

Title - 

11 1/2Bってサイズですと、通常27.5程度なら丁度良さそうですね!
レザーソールは、磨り減り易いので困ります。
貼り替えが、高いですよね~
2009.05.13 Wed 20:45
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

こんにちは(^ ^)/

かなり捨て寸多めではありますが、横幅的にはおっしゃる通り
良い感じです。

ビンテージのデッドは、とりあえず履けるサイズのものは
足の方を合せる、という感じですか(^ ^;

> 貼り替えが、高いですよね~

そろそろ何足かオールソールしようかと思案中です。
ま、私の場合、あんまり歩かないんで減らないんですけどね(笑)
2009.05.14 Thu 00:30
Edit | Reply |  

Name - ボストン  

Title - 

こんにちは。
その製造年のネタ元はたぶん私です。オークションなどで書かれているのはそこから転載したものでしょう。私の場合も確たる物証などがあるわけでなく勘なので、ちょっと断言しすぎましたね。ソールが木目模様になっているか(古そうなものはその加工がされていないものが多いような)、ソールのFlorsheimロゴが金ピカかどうかなども判断材料になるのかなという気もします。
2009.05.14 Thu 21:30
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - 

ボストンさん、こんにちは。

いえ、私も確固たるものがあるわけではないのです。
本当のところは分からないですよね(^ ^;
そこのところを推測するのが、また楽しみとも言えるワケで...。
リーバイスなんかは研究し尽くされてて、この部分では
つまんないですし。

そう、そう、金ピカの文字と木目ソールは重要なヒントですよね。
たぶん、これらの方が古い感じがします。

私は箱とインナーに記載されている5ケタの番号が何らかの
手がかりになるのでは、と思ってます。

ボストンさん、今後もぜひぜひご意見ください(^ ^)/
2009.05.15 Fri 01:44
Edit | Reply |  

Name - ボストン  

Title - 

こんにちは。
とある方のブログに新旧の羽根の形の違いが載っています。

http://daiseike.seesaa.net/article/123027724.html

それと、どうやら、その5桁番号はスタイルと色を示す番号のようです。93602が型押しウイングチップブラウン、93603が型押しウイングチップブラック、93605がウイングチップコードバンバーガンディという感じです。しかし、同じ種類&色であっても、番号は上記のほか何種類かあるようなので、もっと掘り下げて調べていけば、手がかりになり得るかもしれません。

2009.07.23 Thu 18:07
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Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

ボストンさん、こんにちは。

教えて頂いた新旧フローシャイムの記事、たいへん興味深く拝見
しました。羽根以外にもコバの目付のところとか、やはり60sの方が
素晴らしく見えます。

番号についての情報、ありがとうございます。
この5桁の番号については、アメリカのフォーラムの住人が以前
Weyco社に問い合わせところ、ここ10年くらいの資料しか引き継
いでおらず分からない、との回答をもらったようです。
ユーザの方で補完するしかないようですね。
60s以前の箱付きデッドのものがあれば、箱から特定できそう
なのですが、なかなか...。
2009.07.27 Mon 20:03
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