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小説 吉田学校 / 戸川猪佐武 

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「初めて名前を覚えた総理大臣は?」

これは年齢がバレる危険な問いですが(^ ^;
私の場合は「三木武夫」首相。その前の田中角栄首相もうっすらと記憶が
あるように思いますが、はっきりと認識したのは三木内閣から。

そう言えば、「ドラえもん」でスネ夫とジャイアンが「三木首相」に電話をする
シーンがあって、特に印象に残っています。

それはともかく。
この「小説 吉田学校」は、吉田内閣から鈴木内閣までの保守政権内の権力
闘争を描いた政治小説。特に中盤からの「三角大福中」の派閥抗争が面白
く、20年ほど前に初めて読んで以来愛読しています。

いちばん印象的なのが、いわゆる「金脈政変」による田中内閣退陣後の椎名裁定
による三木内閣成立の経緯。小派閥で、いちばん総理の座から遠かった三木派が
、漁夫の利を得る形で政権を獲得するまでの展開はなかなかドラマティックです。

この小説には、若き日の森元首相、小泉元首相も福田派の中堅として登場します。
この2人にとって福田康夫首相は、戦国時代で言えば主筋の御曹司にあたるわけ
ですね。この辺はなかなか興味深いところです。

この「三角大福中」の派閥の実力者たちは、多少順番が前後したものの、いずれも
首相の座を射止めました。結果論から言えば、ムリに派閥抗争をする必要はなかっ
たのでしょうが、その「多少の順番」の前後を巡る争いが人間臭くて面白いです。

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