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N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

Weyenberg の ストレートチップ 




アメリカの Weyenberg Shoe Manufacturing 社のストレートチップ。
1950年代前期のデッドストックです。

Weyenberg Shoe Manufacturing 社は1892年にW.R.P. Shoe Company
として創業。1906年にWeyenberg Shoe Manufacturing 社となり、第一次
世界大戦中に軍用靴を請け負ったことで急成長。1937年にはNY株式市場に
上場し、日産1万足以上の靴を製造する大企業に発展。
現在もWeyco Groupとして存続しています。

この靴が作られた1950年代はWeyenberg社がメンズドレスシューズに
事業を集中させ、経営の効率化を図った時期。
そのせいでしょうか、この時代のWeyenbergの靴はバラエティに富んでいて、
イギリスの伝統的な靴とは対照的に、自由な感じがします。

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この靴も、一見オーソドックスなストレートチップに見えますが、実はアッパーに
アクセントの型押しが入れられていて、ミッドセンチュリーな雰囲気。

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大量生産品で当時の平均的な価格帯の靴だったと思われますが、
さすがに半世紀前のものだけあって、良い革が使われています。

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この靴はMASSAGICというラインのもので、機能的にもたいへん凝った
作りになっています。
"Air Cushion Comfort" と名付けられた当時のハイテクシステムで、
スチールシャンクが使用され、ヒールに「ダブルクッションラバー」が、
アーチサポート部には「クッションサポート」が、そして前方部分には
「エアーセルド・ラバークッション」がそれぞれ装備されています。

また、タン裏と内部の外側には、オールデンのジェイコブスンに見られるような
保護布が貼られていて至れり尽くせりという感じです。

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外箱上部の図解イラスト。
この"AIR-CELLED RUBBER CUSHION"というのがどういうものか、今イチ
はっきりしないのですが、図で見る限りナイキのエアソールに酷似しています。
もちろん当時のことですから、それなりのものだったでしょうが、こういうものが
50年代初期にあったとは驚きですね。

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リーフレットも入ってました。表に「いかにして上品さと心地よさを両立
できるか?」とあり、内側の、「その答えはMASSAGICです。」へと続きます。
このチラシも当然50年以上前のものなのですが、驚くほど良い状態。
本当に箱の中で靴と一緒に眠っていたことがうかがえます。

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当時の広告。両方ともMASSAGICをフィーチャーしたもの。
「上品かつ驚くべき履き心地!」といったところでしょうか。

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COLE HAAN が NIKE傘下になり、エアソール入りの革靴をリリース
していますが、その発想のルーツと呼べる靴かもしれません。

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