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N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

やはり革が別物。Florsheim Imperial Kenmoor 93602(60s)。 


70s初頭辺り(72、73年?)でフローシャイムインペリアルの革質がガラリと変わる。
このことは、両方経験されてる方なら同意頂けるかと思います。

オイルショックなんかが影響してるのでは、と書いてきましたが、71年のニクソンショックがやはり大きいかな、と。
ドルが切り下げられ、輸入コストが大幅に上昇したのは容易に想像できます。

世界経済における「アメリカ一強」時代の終焉。
そのことをフローシャイムをはじめ、アメリカ靴の品質変化から感じることができるワケです。


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で、これは最近新たに手に入れた93602。68年製。

フローシャイムの年代解析がこの界隈でさかんに議論された頃、
わりと最初の方に提示された判別要素が「羽根の革の部分の盛り上がり」でした。


2019101012471694a.jpeg



これ、結構明らかで、特に茶系だと分かりやすい。
おそらく慣れてくれば、内部表記やVクリート位置を見なくとも60sと判別できるかと。



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やはり革の質感が別物です。
「新入生」の頃、雑誌等で、「良い革は磨けばすぐに応えてくれる」というようなことを読んで、なんとなく「ふ~ん」と思ってましたが、今ならその意味が理解できる気がします。

一言でいえば、磨いてて楽しい革、という。


ところでこの靴、一度リソールもされてるし、履き口も補修されています。


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なかなかキレイなリペアで、たぶんここは日本の修理屋さんではないかな、と。
つま先にもビンテージスチールが付いてました。



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それにしても、ロングウィング・ケンムーアはずいぶん適正価格に戻った気がします。
先日書いたように、今は3万も出せば結構な「新品」買えますから、特にビン靴に思い入れがなければそっちが正解かと(^^;

近年のビン靴プチブームは、その辺の価格帯の靴が充実するまでの「隙間」を埋めてた部分があったのかもしれませんね。






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Comment

Name - くろまめ  

Title - 

ある程度の個体差はあると思うのですが、60sのグレインレザーは一味違いますね。ちょうど先日、黒の60sが出てたのですが、これなんかも内部表記を見るまでもなく、60sだろうなと思いました。何と言うか深みのある黒。70s中盤以降の質の落ちたフローシャイムだと、もっとのっぺりとした、表面的な印象です。

https://www.ebay.com/itm/Florsheim-Imperial-Longwing-Wingtip-Vintage-Dress-Shoes-317027-Mens-Sz-9D-VGUC/274038684687
2019.10.11 Fri 17:50
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Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

くろまめさん、

ほう、この93604は確かにただならぬオーラを感じますね。
やはり羽根部分の盛り上がり、全体的な革の厚みみたいなモノが写真からでも見て取れます。

逆に言えば、年代判別法が確立されたからこそ、60sと70s80sの差も分かった、と。

最初の頃、ゴールデンハーベストは革が良くない、という話が出まして。
今思えば、特殊色ケンムーアの中で、唯一70sも製造されたモデルで、やはり60sとは革質が違ったということだったのでしょう。

リーバイス501もこの時期以降は色落ちがイマイチと言われていますね。
面白い符合だと思います。
2019.10.11 Fri 23:24
Edit | Reply |  

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