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N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

約70年前のスエード靴をレストア。Florsheim The Warwick S-1245。 






落札時の画像。たぶんこの状態なので、スルーされた。。。

fls warwick



$9.50で買った、フローシャイムのスエードUチップ。



fls warwick3



この1950年のアドに出ているモデルだと思われます。



fls warwick4



品番S1245、モデル(シリーズ)名は“Warwick”。ノーウィージャン・フロント。

ただ、この個体の品番は、例の感じで、‘9S 8485’とあります。
このパターンだと逆に分かりやすいですね。
1949年製、と。




florhseim warwick2



ご覧のように、甲の剥がれが一番目立つ要補修部分。
あとパイピング部分の痛み。



florhseim warwick



そしてヒールパッチが片方無くなっているのと、インナーソールが汚い。

スエードの色抜けやコバの部分は、まあ何とかなるだろう、と。


甲のハガレは自分ではどうしようもないので、福岡・大名のSTOMPさんに相談。
やはり恐れていた通り、ここには先芯があるので、縫えない、と。
しょうがない、じゃ、接着して下さい、と。



fls warwick2



パイピング部分はいじらない方が良いだろう、ということで、そのまま。

インナーは、全体に薄い中敷きを製作して入れてもらうことに。
どうせフローシャイムロゴも消えてることですし。






で、完成したのがこれ。




florsheim s1725 2




甲のパッカリ部分。接着だけなら自分でできないこともないけど、無類の不器用なので、
プロにお任せ。500円。



florsheim s1725 3



インナーはパイピングのベージュ色に合わせて、革を仕入れて作ってもらいました。
カカト部分にはクッションも。3000円。



florsheim s1725 10 (2)



スエード部分のケアは、FAMACOのスエードケアリキッドで。
実は届いた時から、オク画像より濃かったので、色はほとんど変わってません。
これ、‘Velour Calf’(ベロアカーフ)とアドにある通り、すごくフワフワしてて、ビロードの
ような肌触り。



florsheim s1725 6



コバは、紙やすりで整えたあと、コバインキを数回に分けて丁寧に塗りました。



florsheim s1725 5



最後に靴紐を取り替え。せっかくなので、パイピングとインナーの色に合わせて
ベージュをチョイス。本当は平紐がイメージだったんですが無かったので、
手持ち中からお気に入りブランド、‘Beaded Tip’の編み込み丸紐を。



florsheim s1725



なかなか「化けた」のではないかと。

中古革靴が敬遠される理由のひとつは、内部の見た目の不衛生さ。
中敷きだけでも貼れば、少しは解消されるかと。
プロに頼んでも、これくらいの値段でやってもらえるということが分かりました。


florsheim s1725 10



ただ、「ソールの沈み込み」という最大の欠点までは解消されませんけどね。
それはもう、デッドを買うしかない、という。


最後に今回の費用。



靴落札代金     $9.50(約1,100円)
送料     3,800円
修理代金   3,500円
靴紐          0円(手持ち)
-----------------------------------------
合計     8,400円


以上、「1000円」S品番のレストア報告でした。







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Comment

Name - クロマメ  

Title - No title

なかなかの復活ぶりですね。これだけ回復するなら、ゲットしておけば良かった笑。

スエードって、シボ革とかに比べると繊細そうに見えますけど、結構、いけちゃうんですね。今後は積極的に狙っていかねば。

それにしても、送料。やはりデカいですね。せめて2000円くらいなら、もっとガンガンいけるんですが。セラーによっては7000円~8000円も送料を設定している人がいて、ホントにそんなにかかるんかよ!ってツッコみたくなります。

たとえば、靴が10000円くらいで、送料3800円なら気にならないんですけど、靴が1000円で落札できた時は、何となく不毛な気がしないでも笑。V-CleatさんやDiceさんみたくアメリカ在中の方がうらやましい。
2017.02.18 Sat 16:35
Edit | Reply |  

Name - なおけんた  

Title - 

素晴らしい。
あの状態の靴を手に入れる勇気が素晴らしいです。
そして、ウェルトのステッチがものすごく綺麗ですよね。ここまで綺麗にするには相当の労力と根気と強い意志が必要だったのではないですか?素晴らしいです。
さらに、手をかければ70年の時を経て蘇るアッパーの質の良さ。素晴らしいです。
ソールの沈み込みについては、中敷の裏にコルク板を貼ってもらえば少しは味わえるとは思いますが、サイズ感が変わってしまいますからね。
いやあ、素晴らしいです(こればっか)。
2017.02.18 Sat 19:19
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Name - スニゲーター  

Title - 

U部分の剥がれはどう処置するのか、気になっていました。
針を通して大丈夫か気になるところでもありましたし・・・。しかし案外簡単な手段があったんですね。
グッドイヤー製法が必ずしも良いわけではなく、考え方によっては、セメントの方が処置が楽、安価で実際行いやすい。というところもありますし、接着剤。侮れませんね・・・(笑)
2017.02.18 Sat 23:14
Edit | Reply |  

Name - たか  

Title - 

別物のように化けましたね!自分ももっと上手くなりたいです(^^;)
出し縫い・パイピング・紐の色が統一されていてめっちゃオシャレです!
2017.02.19 Sun 20:59
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Name - europeanblend  

Title - Re: No title

kuromameさん、

> なかなかの復活ぶりですね。これだけ回復するなら、ゲットしておけば良かった笑。
> スエードって、シボ革とかに比べると繊細そうに見えますけど、結構、いけちゃうんですね。今後は積極的に狙っていかねば。

スエード、私も経験値が少ないんですが、ケアはスプレー式のモノより、リキッドのモノの方が使いやすいような気がします。
ブラシも、今回スエード用のモノではなく、固めの豚毛を使ってみました。



> それにしても、送料。やはりデカいですね。せめて2000円くらいなら、もっとガンガンいけるんですが。セラーによっては7000円~8000円も送料を設定している人がいて、ホントにそんなにかかるんかよ!ってツッコみたくなります。
> たとえば、靴が10000円くらいで、送料3800円なら気にならないんですけど、靴が1000円で落札できた時は、何となく不毛な気がしないでも笑。V-CleatさんやDiceさんみたくアメリカ在住の方がうらやましい。


確かに、送料>商品 だと何にお金を払ってるのか分からなくなりますね(^^ゞ
アメリカ在住、うらやまし過ぎます(笑)。
ワシントン条約関係も無問題ですからね。
摘発されると刑事罰ですから、こればかりはどうしようもないです。
2017.02.20 Mon 12:26
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Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

なおけんたさん、

ありがとうございます^_^

このモデル、実は探していました。ベロアスエードに興味があったので。
今後ビンテージシューズが世界的なブームになれば、この状態でも200ドル超とか
になったりして。。。 まあ、ないか(^^ゞ

この程度の甲の接着や中敷き製作は、なおけんたさんならお手のものでしょうけど、
私不器用ですし、プロでもある程度時間がかかったようなので、頼んで良かったと思ってます。
コルク板も実は考えたのですが、今回はまず見た目のレストア、ということで。

ホワイトステッチ部分は最初からわりとキレイでしたので、ウエットティッシュで拭いただけです(^^ゞ
綿棒とキッチンハイターもスタンバってはいたのですが、出番なしでした。
コバが剥げてると酷く見えますが、逆にここさえ整えれば意外とシャキッとしますよね。
2017.02.20 Mon 12:45
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

スニゲーターさん、


> U部分の剥がれはどう処置するのか、気になっていました。
> 針を通して大丈夫か気になるところでもありましたし・・・。しかし案外簡単な手段があったんですね。


たぶんムリだろうな、とは思っていましたが、まあ、やっぱり、と(^^ゞ
やれなくはないのでしょうが、かなりの大手術になりますね。
これでしばらく様子をみます。


> グッドイヤー製法が必ずしも良いわけではなく、考え方によっては、セメントの方が処置が楽、安価で実際行いやすい。というところもありますし、接着剤。侮れませんね・・・(笑)


たぶん、接着剤も進歩してると思うんですよね。昔に比べたら、格段に。
ビンテージのグッドイヤーより強いかも(^^ゞ
2017.02.20 Mon 12:50
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

たかさん、

ありがとうございます(^^)

スニゲーターさんやtomojinさんの見立てと同じで、私もコレがいちばんイケそうな気がしてました。
ボロ靴の再生、というのも旧靴の醍醐味と。デッド派のときは気付かなかった部分です。

パイピング部分も替えたかったのですが、ストンプさんから「これはこのままの方が良い」と言われ、
納得しました。せっかくビンテージを買ってるのですから、なるべく元の姿のままが正解のような気がします。
2017.02.20 Mon 13:00
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Name - tomojin329  

Title - 

素晴らしい変貌ですね。

特にコバが綺麗になった事が凄く大きいかなと思います。
オリジナルだとコバの色はブラウンの様ですが、そこを黒にした事で全体が引き締まった感じがします(^^)
そして各所のポイントをベージュで統一されているのも、メリハリが効いていて凄くカッコいい。

私だったらコバは元通りのブラウン、紐もブラウンでぼやけた印象の靴になっていたかもしれません^^;
2017.02.20 Mon 21:50
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Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

tomojin329さん、


> 素晴らしい変貌ですね。


ありがとうございます^_^
tomojinさんやスニゲーターさんの見立て通りでした。


> 特にコバが綺麗になった事が凄く大きいかなと思います。
> オリジナルだとコバの色はブラウンの様ですが、そこを黒にした事で全体が引き締まった感じがします(^^)
> そして各所のポイントをベージュで統一されているのも、メリハリが効いていて凄くカッコいい。
> 私だったらコバは元通りのブラウン、紐もブラウンでぼやけた印象の靴になっていたかもしれません^^;

実は、最初コバも茶色にしようかと思ったのですが、ウェルト部分とのコントラストを考えたのと、60sの
フローシャイムやウェインバーグの色遣いから、茶×黒もイケるのではないかと。
ですから、そこからのパクリです(^^ゞ

本当は、オリジナルのヒールパッチを作って、フローシャイムロゴを模して‘Europeanblend’と入れたかった
のですが、あまりに中2的過ぎるので思い留まりました(笑)。

2017.02.20 Mon 23:13
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