http://analyzer.fc2.com/ -->

N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

ビンテージ靴を集める、という「趣味」。 


私が多分に行き過ぎているという自覚は十分にありますが(^^ゞ



collection.jpg



人間の足は2本しかないのだから、靴はせいぜい10足あれば事足りますよね。
そんなに数集めてもしょうがない。消費しきれないですから。

以下は、ビンテージ靴コレクターの「言い訳」です(笑)。

世の中にはいろんな「コレクター」がいると思います。
絵画、骨董品、クルマ、おもちゃ、鉄道模型、切手、古銭にトレーディングカード。

これらは世間一般に、「コレクション」の対象として認知されているように思います。
テレビの鑑定番組にも登場しますし。

では、服飾品についてはどうか。

ビンテージジーンズ(特にリーバイス)なんかは世界的にその価値が認められて久しいですね。
90sの「ビンテージバブル」時代よりも値が下がったとはいえ、やはりゴールデンエイジ期の
デッドなんかは高値で取引されています。

50sの501、ゴールデンサイズ、フラッシャー付き完品デッドを惜しげもなく
下ろせる人はそうはいないかと(いるかもしれないけど 笑)。

それはもう、単なるジーンズではなく、(将来的に換金するしないは別としても)「資産」ですから。
履かないで、「コレクション」してても、それは周囲も納得できるような気がします。

で、「靴」となると、その辺がまだ微妙かもしれません。

そもそもが実用品であり、歩行の道具。履いてなんぼ。
そんなに集めてどうする、とツッコミが入るかも、と。

「ヴァルター・ベンヤミンやジャン・ボードリヤールのような哲学者は、事物が本来の実用的な機能
から切り離されて日常とは別の体系に組み込まれることを(特に趣味としての)コレクションの性質
だとしている。」
(^ ボードリヤール「蒐集の分類体系」(『蒐集』、17頁-18頁)およびベンヤミン、122頁-123頁参照)
wikipedia より

これは以前、Miさんから教えて頂いた「手段が目的になることを趣味という」言葉と同義かと。

話がややこしくなるのは、私の中に、「道具、日用品」としての靴と、「コレクション」対象としての靴
が同居してる、ということ。

たとえば、オールデン。
私にとって、70s以降~現行品のオールデンは「実用品」、50s60sデッドは「コレクション」品。
(この感覚は、ビンテージジーンズ愛好家のそれに近いのではないか、と)

ただ、こうやって一応、線を引いてみても、また別の自分が問いかけてくる。

「コレクションだとしても、靴を評価するには、実際履いてみないと分からないんじゃないか。
履き心地(や場合によっては)耐久性まで含めて、靴なのだから」と。

そう言われると、反論の余地がない(^^ゞ

実際の着用を前提にビンテージ靴を集めてる人もいらっしゃるので、また話が複雑化してくる(笑)。

単純化するために、またビンテージジーンズの例を引っ張り出すと、
たぶん、愛好家はフラッシャー付き「完品」デッドは基本温存し、ミントやユーズド(またはレプリカ)を
日用使いしてる人が多いのではないかと。

私がユーズド革靴に手を伸ばし始めたのも、同じ理由があったりします。。。


要するに、「ビンテージドレスシューズ」はまだ蒐集品として評価途上、ということなのかも。

ただ、まだ少数ながら、このブログや同好の方のサイトに集う方々もいらっしゃいますし、
アメリカ「支部」も活動を始めた様子。

将来的に、コレクション品の列に加わるかどうか、面白いところではある、と思います。








<<↓ 応援クリック宜しくお願い致します。>>
にほんブログ村 ファッションブログ 靴・スニーカーへ
にほんブログ村



Comment

Name - しんのすけ  

Title - 集めることに理由は要らないです。

こんにちは。いつも、楽しく拝読してます。僕も、古靴に限らず古着のコレクターです。ただ、基本、着れる履けるものしか買いません。ただ、ヨーロピアンブレンドさん、くらいいくと体系化すると、価値がぐんとあがるとおもいます。そこが、単なる趣味から抜け出すことだと思います。
2017.01.29 Sun 12:59
Edit | Reply |  

Name - なおけんた  

Title - 

アメリカ古靴のデッドが値を上げてきたのは、ここ数年ですよね。それでも、ジーンズなどほどには高騰化していませんので、おっしゃる通り蒐集品の分野としてはまだ途上なんですね。でも、私のように小遣いのやりくりが苦しい者にとっては、現状でも厳しいですね(笑)。途上ではなくて終わってほしいというのが本音ですね。
2017.01.29 Sun 17:30
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: 集めることに理由は要らないです。

しんのすけさん、

コメントありがとうございますございます。

> こんにちは。いつも、楽しく拝読してます。僕も、古靴に限らず古着のコレクターです。ただ、基本、着れる履けるものしか買いません。ただ、ヨーロピアンブレンドさん、くらいいくと体系化すると、価値がぐんとあがるとおもいます。そこが、単なる趣味から抜け出すことだと思います。


そこに山があるから、ということで良いですよね^^;
ビンテージドレスシューズはまだ価値体系が出来てない分野だと思われます。だからこそ楽しい部分もあったりしますね。アメリカ支部より先を行ってますし笑
自分なりのアメリカ旧靴道を極めて行きたいと思っております。今後ともコメント頂ければ幸いです。
2017.01.29 Sun 19:52
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

なおけんたさん、

名古屋探索中です…(^ ^)

> アメリカ古靴のデッドが値を上げてきたのは、ここ数年ですよね。それでも、ジーンズなどほどには高騰化していませんので、おっしゃる通り蒐集品の分野としてはまだ途上なんですね。でも、私のように小遣いのやりくりが苦しい者にとっては、現状でも厳しいですね(笑)。途上ではなくて終わってほしいというのが本音ですね。

フローシャイム以外はあまり動いてない印象ですが、やはりデッドはなかなか出なくなりましたね。支部がウェインバーグとかに目を向けなければ良いのですが(^ ^)
最近の動きを見てると、英国靴かなぁ、と…。
2017.01.29 Sun 19:58
Edit | Reply |  

Name - スニゲーター  

Title - 

私は着用派なので大変です。年代関係ナシに、履けないならば買わない。それこそ40sも、筆記体ロゴだろうがスペクテイターだろうが、ヌバックだとしても、買ったなら履きます。
そんな悲壮な決意をしているので、古いものを買うときは覚悟が必要です・・・!
そうなると数も必要になるので・・・正直同じタイプの靴は3足づつほしいくらいで・・・本当に落とし所が見つからないです・・・。
2017.01.29 Sun 23:03
Edit | Reply |  

Name - Mi  

Title - 

europeanblendさん、皆さん、こんにちは。

europeanblendさんの今回の記事の内容、まるで自分のことのように感じております。
それで、ビンテージドレスシューズを他の収集対象品と比較すると、
個人的なフィッティングが品質やレア度同様重視される、という特徴があると思っています。

このため、マイサイズの新品を確実に選べる現行オールデンのネット価格・ショップ価格が、
それぞれでのビンテージドレスシューズの価格の上限に、今のところなっている気がします。

ビンテージドレスシューズを収集する人がもう少し増えていった上で、凄いビンテージが市場に出たとしたら、
現行オールデンは上回りそうですが、国内ビスポークの値段が上限になるのではと思います。

eBayUKなんかを見ていますと、英国製ビンテージビスポークは人気の様です。
この分野のコレクターは、おそらく英語圏中心に以前からそれなりにいらっしゃると思われます。
落札価格を見ていますと、既製英国ビンテージは上回りますが、現行グリーン辺りが上限のように見受けられます。
一流どころの凄いビンテージビスポークでデッドが出たとしても、現行英国ビスポークを上回ることはない気がします。
アメリカ旧靴界隈も、成熟してくるとそんな感じになるのではないかと。

ただ今後、相場を攪乱させる大きな要因も一つあると思っています。
それはヤフオクでも特定のコレクション分野で見受けられる、中国の落札代行業者の凄まじい入札です。
品質とか相場には全然見合っていない、凄まじい高騰ぶりには唖然とします。
中国でアメリカ旧靴が流行る時が来たら・・・ 我々は諦めるしかないものと思われます(笑)。
というか、その時がきたら売っ払うのが正解なのかもしれません(笑)。
2017.01.30 Mon 02:06
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

スニゲーターさん、

> 私は着用派なので大変です。年代関係ナシに、履けないならば買わない。それこそ40sも、筆記体ロゴだろうがスペクテイターだろうが、ヌバックだとしても、買ったなら履きます。

素晴らしい。古靴好きの鑑ですね。
私はユーズドでも自分的に貴重なモノは温存してしまいます…
ま、常時30足くらい履いてるものがあるので、ビンテージを登板させる必要がない、というのもありますが。

> そんな悲壮な決意をしているので、古いものを買うときは覚悟が必要です・・・!

なるほど。シューズ博徒とおしっしゃる所以ですね。


> そうなると数も必要になるので・・・正直同じタイプの靴は3足づつほしいくらいで・・・本当に落とし所が見つからないです・・・。


置き場所の問題が出てきますね。
人が来て、玄関見たら、何人で暮らしてるの?と(^ ^)

2017.01.30 Mon 10:32
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

Miさん、こんにちは。

今名古屋探索中で、スマホしかなく、たくさんお返事できないのがもどかしいです^^;

アメリカビンテージ靴の上限が新品オールデン、というお話、なるほどと思いました。古着でも日本人向けの小さなサイズは値が違いますよね。こっちは最悪リサイズやリフォーム出来ますけど、靴は限界がありますから、欲しい人がかち合って、経済力があれば、その辺まで行ってしまうでしょうね…(^ ^)
S1311のデッドがS8Sさんで出たときも、10万近くしたのに瞬殺でしたから。

フローシャイム以外はまだデッドでもリーガル以下ですから、今のうちかもしれませんね。
2017.01.30 Mon 10:45
Edit | Reply |  

Name - tomojin329  

Title - 

1:絵画、骨董品 → 歴史的な価値や、芸術性、資産(投資)として
2:クルマ、おもちゃ、鉄道模型 → 懐古的趣向、デザイン(ディテール)
3:古銭、切手 → 手軽さ(保管場所等)
4:トレーディングカード → 収集を前提とした商品

と強引に割り振ってみましたが、革靴や服飾品となると2に近いでしょうか。
同じ履物でもスニーカーなんかはコレクションの対象として大分認知されてきている様な気もします。
革靴との差は?と考えると、同じ分類にしてみた2の他の収集品も興味を持つ人は多そうな品ですし、欲しい・興味を持っている人の数の差なのかなぁとも・・・

個人的には、2の懐古的趣向、デザイン(ディテール)に加えて歴史的価値も感じてアメリカ旧靴を収集している訳ですが^^;
ですので最近は購入するアメリカ旧靴もコレクション用、実用と完全に2極化してきています。

ただ人によってどこからがコレクション用となるかが非常に曖昧な気もします。
デッド:コレクション、USED:実用
という方もいれば、年代での区別をされる方もいると思いますし、
私みたいに自分の感覚や好みという方もいらっしゃるかと。

私としてはアメリカ旧靴、コレクション品として加わってほしい気持ち半分、加わると困るかもという気持ち半分です。
2017.01.30 Mon 18:35
Edit | Reply |  

Name - たか  

Title - 

コレクションと実用、悩ましいですよね。

個人的に、自分の持っている服にどう合わせればいいのかわからない靴が多すぎてコレクション用だけが蓄積していくという事態。
ただでさえ場所をとり保管に気を付けないといけないのに…

また、先駆者がいないというかジーンズのように確立していない部分があり、自分で開拓している・今まで知らなかったことが分かる・当時の米国の流行&歴史がわかるというのは靴を集める楽しさになっています。

…と自分を正当化している気が…^_^;

コメント欄で気になった中国?の代行業者、私も経験ありです。
アメカジ系しかヤフオクは使わないのですが、私が出品した物は2割ぐらいが代行業者・中国人名による落札。ここ数年で急激に伸びています。
ヴィンテージよりレプリカの方が多い印象です。
先日、ウエアハウス初期のジーンズが20万で落札されたのは、もはやエポックメイキング^_^;
少し前、旧マッコイのXHが10万ぐらいだったときもあり得ないと思っていたのですが、素直にビッグEのデッドあたり買えばいいのにと思ってしまいます。
今後どうなることやら…
2017.01.30 Mon 21:19
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

tomojin329さん、


> 1:絵画、骨董品 → 歴史的な価値や、芸術性、資産(投資)として
> 2:クルマ、おもちゃ、鉄道模型 → 懐古的趣向、デザイン(ディテール)
> 3:古銭、切手 → 手軽さ(保管場所等)
> 4:トレーディングカード → 収集を前提とした商品


なるほど、こういう分類もできますね。
歴史的な長さも「普遍的」な価値が認められているかという点で重要かもしれません。。。


> と強引に割り振ってみましたが、革靴や服飾品となると2に近いでしょうか。
> 同じ履物でもスニーカーなんかはコレクションの対象として大分認知されてきている様な気もします。
> 革靴との差は?と考えると、同じ分類にしてみた2の他の収集品も興味を持つ人は多そうな品ですし、欲しい・興味を持っている人の数の差なのかなぁとも・・・


やはり人数(=需要)の多寡は大きな要素でしょうね。
市場が形成され、それがどれくらい成熟していくのか、という意味で。



> ただ人によってどこからがコレクション用となるかが非常に曖昧な気もします。
> デッド:コレクション、USED:実用
> という方もいれば、年代での区別をされる方もいると思いますし、
> 私みたいに自分の感覚や好みという方もいらっしゃるかと。


ある分野では、箱付き完品デッドと中古品では価値的に歴然たる差があったりしますが、
靴は「実用品」という意識が強いので、そこまで極端な差はないのかもしれません。
今後は分からないですけど。



> 私としてはアメリカ旧靴、コレクション品として加わってほしい気持ち半分、加わると困るかもという気持ち半分です。



経済がある程度成熟していくと、こういうビンテージ品に価値が見出される傾向があるようです。
そういう意味では中国の動向というのは重要かもしれませんね。
2017.02.01 Wed 10:43
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

たかさん、

> また、先駆者がいないというかジーンズのように確立していない部分があり、自分で開拓している・今まで知らなかったことが分かる・当時の米国の流行&歴史がわかるというのは靴を集める楽しさになっています。


そう、私がこの分野にハマったのはまさにココです(^^ゞ
未開のフロンティアに見えたんです。
RWは90sからBoonなんかで紺タグだ、ハンタータグだと解析がされて市場が形成されてました。
本格靴ブームもありましたが、英国靴、イタリア靴で、アメリカ靴はオールデンくらいで、
他のアメリカ製ドレスシューズはほとんど蚊帳の外。

そういう点で、「四天王ショップ」の店主さんたちは先見の明がありましたね。


> コメント欄で気になった中国?の代行業者、私も経験ありです。
> アメカジ系しかヤフオクは使わないのですが、私が出品した物は2割ぐらいが代行業者・中国人名による落札。ここ数年で急激に伸びています。
> ヴィンテージよりレプリカの方が多い印象です。
> 先日、ウエアハウス初期のジーンズが20万で落札されたのは、もはやエポックメイキング^_^;
> 少し前、旧マッコイのXHが10万ぐらいだったときもあり得ないと思っていたのですが、素直にビッグEのデッドあたり買えばいいのにと思ってしまいます。
> 今後どうなることやら…


へええ!
それはスゴイですねえ。
レプリカジーンズが登場し始めたときに、何十年後かには、これらもビンテージ化するかもしれない、
と言ってた雑誌がありましたが、まさに現実になりつつありますね。。。
それにしても中国、あな恐ろしや。。。(^^ゞ

博多港にクルーズ船が毎日のように停泊していますが、レプリカジーンズの中古持ってって売ると
儲かるかも(笑)。
2017.02.01 Wed 10:55
Edit | Reply |  

Add your comment