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N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

ジョンソニアンの本気×アールデコ。 

Europeanblend's Archives 第12回。

Johnsonian のフルブローグ。


E-J ARTDECO15


2010年6月19日の記事 

デッドストックで、40s初頭のモノと推定しています。


EJ2.jpg



Endicott Johnson(以下 E-J) って、Johnsonian以外にも Endwell とか、King Arthur
PioneerSterlingなどなど、いろんな名義のモノを見かけますね。

もちろん、古いサービスシューズの主要サプライヤーでもありました。



E-J ARTDECO6


アメリカ旧靴を語る上で、欠かすことのできないメーカーではあるのですが、
お持ちの方はご存知のように、革は顔料ベッタリ系が多くて、作りもチープだったりします。
その辺で、実際手に取ってみるとガッカリ、という意見も。


E-J ARTDECO9


古くからの愛好家の間では、ウェインバーグやFSPの50s60sデッドが2万くらいだと
すると、1万くらいなら。。。という感じで取引されてた印象。安ければ数千円とか。
ブルースエードのロカビリーな靴なんかは、まあまあの値が付いてましたけど。



EJ logo


つまり、当時の価格差をそのまま反映した感じで、値付けがされてたように
思います。そりゃ実際に見れば、ウェインバーグなんかとの差は一目瞭然ですから。


E-J ARTDECO4


ただ、最近は、もうデッドが枯渇してるので、その辺の「当時の価格差」は無視されつつ
ありますね。製造年代と程度によるって感じで。

したがって、旧いE-Jを買う時は、その辺のところを考慮に入れて選ぶ必要があるかと。


E-J ARTDECO14


ちなみに私なんかは、そのチープな感じも面白いと思ってるので、デッドが
そこそこ安ければ食指が動いてしまいますけれど。。。
まあ、こういう人間は愛好家の間でも特殊かな(^^ゞ


E-J ARTDECO16



で、このジョンソニアンですが。


E-J ARTDECO2



コレに限っては、革やつくりのチープさはありません。


E-J ARTDECO3


ヒールは積み革だし、アウトソールには飾りコテも入っています。


E-J ARTDECO17


革も顔料仕上げでなく、たいへん良質な印象。
(磨いているので、写真では加工革に見えるかもしれませんが)。


E-J ARTDECO7


加えて、このアールデコのメダリオン配列。


E-J ARTDECO10


このような放射線状の意匠は他のメーカー(Jarmanとか)にも見られますが、
黒ということもあって、全体のフォルムによくマッチしてると思います。


E-J ARTDECO13



内部に“FINE” WELT の文字。
おそらく上級グレードだったのでは。


E-J ARTDECO18




このアールデコのメダリオン、今度どこかでオーダーするときのモチーフに
できればと思っています。






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Comment

Name - なおけんた  

Title - 

レザーソールがすごくカッコよくて、仕事もとても丁寧に見えます。
ソールを見たらいい靴かどうかだいたい判断できますよね。
フォルムも細くてグラマラスな感じでいいですねえ。
2017.01.15 Sun 18:07
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

なおけんたさん、

> レザーソールがすごくカッコよくて、仕事もとても丁寧に見えます。
> ソールを見たらいい靴かどうかだいたい判断できますよね。

そうですね、手間がかかってるかどうかはソールを見れば、
だいたい分かりますよね。


> フォルムも細くてグラマラスな感じでいいですねえ。


今回、ひさびさこの靴引っ張り出してきて、初めて“Fine Welt”と
いう表記に気が付きました。旧いから出来が良いのだろう、と買った
当初は思ってましたが、他のE-Jとの落差が大きいので、やはりこれは
上級グレードだったのではないかと。

つま先の立ち上がり方も立体的で、それに添うように円形ブローグが
入っているので、独特のオーラがあります。

正直E-Jは評価が分かれるメーカーですが、これは問題ないかと(^^ゞ
2017.01.15 Sun 21:14
Edit | Reply |  

Name - U-BOAT  

Title - 

こんにちは、europeanblendさんがう○○さんの靴を撮ると超高級な靴に見えますね。
ところで、以前古い靴のメンテナンスにワセリンを使うと言う記事を見かけましたが、よろしければ方法などをご教授いただけることは可能でしょうか?
お暇な時にお返事いただけると幸いです。
2017.01.17 Tue 14:08
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

U-BOATさん、こんにちは。

いつも充実した記事、楽しく拝見しております^_^

> こんにちは、europeanblendさんがう○○さんの靴を撮ると超高級な靴に見えますね。
> ところで、以前古い靴のメンテナンスにワセリンを使うと言う記事を見かけましたが、よろしければ方法などをご教授いただけることは可能でしょうか?
> お暇な時にお返事いただけると幸いです。


これは、水7:グリセリン3 のグリセリン水溶液を作り、
水分を補給するやり方です。
何十年も経った旧い靴は、水分が失われてることが多く、
デリケートクリームでは足らないので、このような方法でそれを
補う、という。

革には油分も必要なので、乾ききるまえに私はタピールレダーオイル
を多めに塗布しています。しばらく落ち着かせてから、通常のクリーム
で仕上げ。

グリセリン液の使い方は、革の状態によって、少し塗るくらいのことも
あれば、コットンパフやペーパータオルなどに染み込ませて一晩置く
こともあります。靴内部の革には逆に良くないことが報告されて
いますので、内側に染み込まない程度の「ほどほど」が良いのではないかと。

グリセリンは海外の博物館でも、旧い革の再生に用いられているようです。
レシピは各博物館でいろいろあるみたいですが。

私たちのように、50年前の靴なんかを好んで収集してますと(^^ゞ
カカトが破けたり、あり得ないところが裂けたりすることが多く、
旧靴界では「革命」とされております。。。

個人的には、旧いコードバンに最も有効と感じています。

以上、ご参考になりましたら幸いです。


2017.01.19 Thu 10:36
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