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N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

今年のビンテージ靴界の動向は。。。 


フローシャイムインペリアル関連

この界隈の相場動向は、やはりフローシャイム中心に回っている、と思います。

その中でも「ビン靴界の501」インペリアルケンムーアは、あらかた欲しい人の手には
行き渡った感がありますね。


flskenmoor.jpg


そして、70s80sと60s以前では革質が著しく違うことも認識されたので、その辺りの
価格差もみられるようになりました。


すでに「60sインペリアルの色違い」や、「筆記体インペリアル」、「初期インペリアル」、
「初期ロイヤル」などのレアモノに愛好家の関心は向いておりますね(^^ゞ

例えば、コレ。

flsimperialmid60s.jpg

先日200ドル超の値が付いた66年頃のアデレード型インペリアル。
9Dとサイズがゴールデンだったこともあるでしょうが、送料($68とありました)入れると
3万円超。関税がヒットすれば4万近くに。。。

一方で、70s80sの「無印」インペリアルケンムーアなら、そこそこ程度が良いモノでも
1万円くらいで買えますね。。。 「2極分化」している印象です。




レギュラーフローシャイムは。。。


レギュラーで人気が安定している感じがするのが、バーシティ。


flsvarsity.jpg


その名の通り、若い人向けにデザインされたこともあり、ロングウィングが
野暮ったいと敬遠する層にも受け入れやすいのでしょうし、主に60sに生産されて
いるので、革質も素晴らしい(ただし、クラックには注意ですが)。

あとS品番や筆記体は出てくるだけで争奪戦必至ですね。
ただ、これもモデルによって人気が極端に違う気がします。


florsheimS1403_1010.jpg


やはり赤シボとか、Uウィング、5連ステッチなんかが人気があって、
Uチップはあまり値が付かない印象。Vチップなら高騰しそうなんですけどね。




コードバン玉突きの影響


alden9905.jpg


オールデンコードバン人気→供給不足の流れで、中古のオールデンの価格が
高騰した昨年。前半くらいがピークで、後半あたりから落ち着いて来たような
印象を持ってます。 ウィスキーなんかはそれでも探してる人が多いようですが、
ブラックやバーガンディは一時期のバブル価格からは脱却した模様。


alden54321.jpg


コードバン革の供給不足は本当のようで、それがオールデン以外のコードバン靴にも
波及して、アメリカ旧靴(特にフローシャイム93605あたり)の高騰にも繋がったような気がします。


flskenmoor3.jpg



ご存知のように、コードバン革自体は、それほど高級素材という認識はされておらず、
従って、オールデン以外の旧いアメリカ靴にもよく使われていました。

その辺りのところから、ビンテージのアメリカ靴に注目された方もいらっしゃると思います。

(ただ、ネットやインスタで報告された方が多いように、どうしても旧いコードバンは「裂け」易い
傾向があり、結果として高い授業料を払った、と言われる方も。
探される方は、その辺も踏まえて検討されることをおススメ致します。)


3cordovans211.jpg


オールデン人気が落ち着けば、自然とビンテージ相場も安定するかもしれません。
オールデンコードバンが13万なので、フローシャイムコードバンが8万なら安い、とは
個人的にはぜんぜん思いません。。。(^^ゞ



他メーカーの相場動向


フローシャイム以外のメーカーの旧靴は、同年代・同程度での比較として、
フローシャイムほどの値は付かない印象です。

これは年代特定がフローシャイムほど確立されてないことや、「ブランド力」の差
だと思われます。


fspV.jpg


WeyenbergやFSPはそれなりに認知度が上がりましたが、やはり人気(=相場)の
面ではフローシャイムには敵いません。

この辺は以前、「四天王ショップ」を中心にデッドが安く手に入ったので、その記憶が
ある昔からの愛好家は中古靴には手を出しづらいというのもあるかもしれませんし、
かといってデッドはもうほとんど見当たらないか、高過ぎるので、結果としてユーズドが
漂っているような気がしています。


weyenberg60NOS.jpg


つまり、(以前からの)デッド派は枯渇と高値で敬遠し、古靴愛好家はどうせなら
フローシャイムに向かう、という感じなのではないかと。

fsp52.jpg


とすれば、この辺の中古良品は意外と手を出す人が少なく、狙い目かもしれません。





私のおススメブランドは。。。

その他のおススメブランドとして、私はWrightを推したいと思います。
理由は「履き心地の良さ」です。
中央にバンプという出っ張りがあって、これがフィットし、たいへん心地よい。


wright1111.jpg


ただ、おそらく昔は専門店でサイズとウィズを丁寧に合わせて売っていたモノでしょうから、
それ無しに買っても、良さを体感できないかもしれませんが、サイズが合えば、
個人的にはモディファイドを上回るとさえ思います。

もちろん、ビンテージ志向の方には、「50s以前をお探し下さい」としか言えませんが(笑)、
80s付近のライトでもこの構造は踏襲されていますから、革質うんぬんに拘らなければ
(それでも今その辺で売られているモノからすれば十分上質ですが)、昔のアメリカ靴
の良さを別の意味で感じられると思います。







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Comment

Name - スニゲーター  

Title - 

最近は全体的に価格高騰が見られるものの、それなり程度で収まる傾向にありますね。
この間まで恐ろしい値段が付いていたブルースエードなんか、本日8000円で流れていました。
珍しいタイプのインペリアルなんかは上記の通り、恐ろしいことになりますが・・・。
ライトは本当に過小評価されていると思います・・・。
決め手が無いところは基本舐められてますね、下手なサービスシューズや80sロイヤルよりこっちの方が良いと思うのですが・・・。何分決め手がない。
ビミョーなところだと、クラウンインペリアルなんかも何気に履き心地に優れたものも出していたり、ビンテージ靴に対する志によっては、フローシャイムより上に位置してもおかしくないところだと思います。
2017.01.03 Tue 22:46
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Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

スニゲーターさん、

ebayに関しては、結局タイミングですよね。

午前3時とかにとんでもないモノが出品されたりもしますから、
おちおち寝てもいられない、という(^^ゞ

ライトはオールデンと同様の整形靴出自のメーカーで、老舗矯正靴店の
OEMなんかはこのどちらかがほとんどだと思います。
結構不遇ですよねえ(笑)。 まあ好きな者としてはライバルがいない
のは良いことですけど、寂しい気が(^^ゞ

ライトにはセメントもあるので、その辺でも敬遠されてるのかな、と。

古靴の相場って、あってないようなモノですよね。
意外と狭い世界なので、この界隈で相場決められるんじゃないでしょうか(^^ゞ
2017.01.03 Tue 23:57
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Name - tomo  

Title - 

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
europeanblendさん一押しはライトですか。確かにサイズが合うとものすごく履き心地が良く、なんでこのバンプだけでこれだけ違うのか不思議に感じた記憶があります。ありますというのは既に手元に無いので^^;
ライトですがオクとかで漂っているのがUチップ系が多く、これが不人気?の要因の一つかなと感じています。Uチップは嫌いでは無いのですが、Vチップやウイングチップと比較してしまうとどうしても地味に感じてしまうんですよね。wright のVチップなんて存在したら即買い何ですが^_^
2017.01.04 Wed 20:14
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Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

tomoさん、
あけましておめでとう🎍ございます。

アメリカ旧靴に何を求めるか、というところなんですが、私に関して言えば、50s以前はコレクション用、この辺のライトなんかは普段履き用と位置づけています。これも人それぞれなんでしょうけど、アメリカ靴の良さって、エアーとか、こういうインソール調整による履き心地の良さもあると思うんです。FSPやライト、もっと言ってしまえばオールデンの本質もそこにあるのかな、と。それにあまり古過ぎると実用性にも問題が生じますから…。
2017.01.04 Wed 21:58
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Name - クロマメ  

Title - 

私は最近、70s以降のジャストサイズの靴が増えてきています。やっぱり気楽に履けるので、使い勝手がいいんですよね。私の場合、10以上のサイズだと結局出番が少なくなるので、レアモデルも含めて整理していっています。コレクションが少ない時は平気でデカ履きしていたんですが、やはり履き心地がそれなりに良くないと愛着が今ひとつ湧かないので。。最近はインペリアル黒のUチップがお気に入りです。

ライトも狙ってるんですが、つい白タグとか赤タグを探そうとしてしまって、逆に良品を取りこぼしてしまってるような気もします。ちなみに、ライトのサイズ感はやはり表記よりハーフサイズくらい小さめな感じなんでしょうか?
2017.01.04 Wed 22:35
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Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

kuromameさん、

モノにもよりますが、ライトの場合、トゥルートゥサイズでイケると思います。ビンテージのフローシャイムは小さいので、それとの比較で言えばワンサイズ小さめでも良いかと。実際に試されるのが一番ですけど。ビンテージ好きとしては物足りないかもしれませんが、やはり整形靴系は履いてて楽しい、というか、ああ、靴って履いてナンボなんだなと。私が言うのもなんですけど(^^;;

ライトやFSPもビンテージはオーラがあって魅力的ですけど、新しくともデッドの方が本来の履き心地を楽しめると思います。
2017.01.04 Wed 23:02
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Name - Mi  

Title - 

europeanblendさん、皆さん、こんにちは。

Wrightの赤タグ以降の年代判定はまだ難しいと思うのですが、
狙い目は赤タグが無くなってからE.T.Wright表記になるまでの時代、
おそらく60年代終盤から80年代いっぱいくらいのものでしょうね。
出し縫いが底面に見られない靴はセメントの可能性が高いので、
これを避けていけばいい靴が入手できると思われます。
CustomGrade表記が特にお勧めと思いますが、
表記が無くても肌色のインソールが剥き出しのものなら
ほぼ準じた造りになっているようです。

Crafted in the USA表記はおそらく80年代後期頃だと思うのですが、
この時代のものでも底回りは50年代製とほとんど同じようなので、
快適な履き心地が楽しめると思われます。
この辺の甲革の質はさすがに低下していますが、何とか許容範囲かと。
サイズ感は後期インペリアルと同じくらいと思いますが、
Wrightの方が柔らかいので履き込むと僅かに緩い感じがあるかもしれません。

そしておそらく90年前後くらいにE.T.Wright表記になると、
ArchPreserverをやめてしまうようです。
他社の傘下に入って中身は別物か、或いは工場が変わったのかもしれません。
ただ、品質が落ちたかというとそうでもなく、特にMasterCollection表記などは
英国製で造りはしっかりしており、また甲革の質もやや回復している気がします。
2000年くらいまでは存続していたようで、程度の良い物も見かけますが、
整形靴というよりは英国靴っぽくなっている感じです。


2017.01.05 Thu 00:54
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Name - なおけんた  

Title - 

Wrightいいですよね。
今日、1日中50sのWrightを履いて鹿児島市をうろつきました(仕事は休み)。
S8Sでリペアした奴です。
結構、お店の人は「いい靴ですね」て注目してくれましたよ。
おっしゃるように50sでも80sでも基本構造が変わらないのでいいですよね。
まだまだ低価格で手に入れられそうですが、この記事を見た海の向こうのセラーたちが動き始めたりして(笑)。
2017.01.05 Thu 20:31
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Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

Miさん、

これはこれは詳細なコメント、ありがとうございます。
これから探される方の参考になると思います^_^

ライトは、例のレシートから、内部表記と照らし合わせたのですが、
他メーカーのようにそのものズバリの数字は発見できませんでした。
内部資料やカタログがない限り、正確な年代特定は厳しいでしょうね。

ただ、大体のところは判断が付きますからあまり問題ないですけれど。

COADWAINERラインなんかは比較的良い印象を持ってます。
(まあ、セメントもあるんですが。。。)

やはり CRAFTED IN THE USA表記が入るモノは80s以降ですよねえ。
手持ちのレシート付きでもそんな感じです。

FSPがブレイクしましたが、アレも80s以降のモノはイマイチ人気が
ないようなので、やはり皆さん旧いモノがお好きなんでしょうね。
私もどうせならそっちを選んじゃいますが、こういう「年代呪縛」に
陥ってない、ピュアな方のほうが実は自由に選べてアメリカ靴を
楽しめるんじゃないか、と最近思うようになりました(^^ゞ

そういう意味では、マニアになり過ぎるのも考えモノですね(笑)。

2017.01.05 Thu 23:25
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Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

なおけんたさん、


> Wrightいいですよね。
> 今日、1日中50sのWrightを履いて鹿児島市をうろつきました(仕事は休み)。
> S8Sでリペアした奴です。
> 結構、お店の人は「いい靴ですね」て注目してくれましたよ。
> おっしゃるように50sでも80sでも基本構造が変わらないのでいいですよね。
> まだまだ低価格で手に入れられそうですが、この記事を見た海の向こうのセラーたちが動き始めたりして(笑)。


日本でもライトはほとんど注目されてないので、程度の良いモノやデッドが見つけさえすれば
安く手に入りますね。アメリカ旧靴の最後のブレーク候補、と(^^ゞ

ロック先生のこともライト製だと思いますし、ここんちには例の「お宝」も潜んでますから、
ビンテージ派の方も要注目のメーカーだと思います。
あんまり煽っちゃマズイか。。。(笑)
2017.01.05 Thu 23:47
Edit | Reply |  

Name - たか  

Title - 

バーシティーとビーコンを手に入れてからその素晴らしさに惚れてしまい
それまで所有していた70s・80sケンムールを全て売り払ってしまったのですが
60sのケンムールだったら欲しいなぁ。
ということで2017年は隠れコードバンならぬ隠れ60sを探したいですね。

その他は毎年変わらず、安いもの&マイナーブランド勝負です^_^;
ひたすら我が道を行こうと思います。
また、今年もどんなレアものが出てくるのか楽しみですね。

それと確かにこの界隈のさじ加減で価格が決まっている感ありますよね。
絶対入れ食いになるだろうな~なんて思っているオークションの価格がどんどん上がっていくのを見ているとなんだか面白いです。
2017.01.07 Sat 14:30
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Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

たかさん、

やはり良いモノに触れてしまうと、なかなか戻れなくなりますね。
逆に70s80sのケンムーアはそんな感じで一時期より値が下がった感も(^^ゞ

旧靴の年代って、売り手はほぼ古めに言うのですが、ごくまれに逆も
ありますよね。価値を分かってないパターン、というのが。
こういうふうに情報が積み上がってくると、ネットで調べて出品するので、
だんだんそれも少なくなっちゃいますけど。。。

実際、ヤフオクや古着屋さん見てても、フローシャイムなんかは
正確な年代キャプションが付くようになりましたし。。。

フローシャイムをリーバイスに例えると、リーやラングラー、ストア系の
ビンテージを狙った方が得策かもしれませんね。
で、たまにタイミングが合えばリーバイスも拾う、という^_^


それにしてもオークションは楽しいけれど、一種の「麻薬」ですね(笑)。
今年の私のテーマは「自制心」です(^^ゞ

2017.01.07 Sat 23:23
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Name - tomojin329  

Title - 

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます(^^)

WRIGHTはジャストサイズで探しているので中々縁の無いメーカーで、2017年の目標の一つです。

FLORSHEIMの価格高騰は凄いですね・・・
こうなるとポストFLORSHEIMは何処か?となってきますが、

WEYENBERG(質)やNUNN BUSH(バリエーション)あたりでしょうか。次点でBOSTONIANといった感じで。
量でいえばAllen EdmondsやJ&M(ここは質の差が激しいですが)あたりが候補になってきそうですが、現行物も多く出回っている事を考えると探す手間もあるのでFLORSHEIM程にはならないかなと。個人的にはマイナーメーカーの良品を多く探そうかと。

と言っておきながら2017年最初に購入したのはFLORSHEIMですが^^;
(現在ヨーロッパから日本に向かっています)
2017.01.09 Mon 18:20
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

tomojin329さん、
明けましておめでとうございます^_^


> 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます(^^)
> WRIGHTはジャストサイズで探しているので中々縁の無いメーカーで、2017年の目標の一つです。

見つかりさえすれば、安値で手に入るメーカーですね。
まだ注目している人、ほとんどいませんから(笑)。
40s50sも良いんですけど、ここに関しては、「実用靴」として、まずは
80sのデッドか、美ユーズドが良いのではないかと思います。

> FLORSHEIMの価格高騰は凄いですね・・・
> こうなるとポストFLORSHEIMは何処か?となってきますが、
> WEYENBERG(質)やNUNN BUSH(バリエーション)あたりでしょうか。次点でBOSTONIANといった感じで。
> 量でいえばAllen EdmondsやJ&M(ここは質の差が激しいですが)あたりが候補になってきそうですが、現行物も多く出回っている事を考えると探す手間もあるのでFLORSHEIM程にはならないかなと。個人的にはマイナーメーカーの良品を多く探そうかと。
> と言っておきながら2017年最初に購入したのはFLORSHEIMですが^^;
> (現在ヨーロッパから日本に向かっています)

フローシャイムは何か「特別」な響きを持ち始めてますよね。
同じ年代なら何故か「格上」みたいな。
私たちがオールデンに対して持ってる「複雑な感情」ってあるじゃないですか(笑)。
アンチジャイアンツ、みたいな。
何だか最近、似た感情をフローシャイムに対して持ち始めてる自分がいます(^^ゞ

やっぱりビン靴界の「リーバイス」なのでしょうか。。。
ちなみに私はジャイアンツファンです(^^ゞ

2017.01.09 Mon 22:20
Edit | Reply |  

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