http://analyzer.fc2.com/ -->

N.O.S. w/box (旧お気に入りモノ図鑑)

自分の好きなモノ、気になるモノを紹介していくブログです。

私の靴遍歴。そして、現在地。 


最近は旧靴を入口に、というのもあるかもしれませんね。
革靴へハマるきっかけ、というお話しなのですが。

いわゆる「本格靴ブーム」が到来したのは90年代くらいだと思います。それも後半くらいじゃないかな。
昨日、古本屋で85年のメンズクラブを読んだのですが、すでにウェストンのローファーが紹介されてました。

リーガルが19,000円、コールハーンが3万円台、そしてウェストンが4万円台。
スコッチグレインも2万円台で、国産勢は今とほとんど変わってない。
だけど、ウェストンはほぼ2倍。。。


weston180.jpg



ウェストンは輸入靴の中ではまだ良心的な価格設定だと思いますが(オールデンなんてアレですし)、
それでも現在の価格差は「異常」だと思いますね。
まともに考えれば国産靴を選ぶのが賢明な判断でしょう。
ただ、「趣味」の部分はプライスレスなんで、値段だけで言うのも野暮ですけどね(^^ゞ

私が以前勝手に思い描いていた、「靴好き」の成長過程は、
国産既成靴→輸入既成靴→国内パターンオーダー→国内ビスポーク→海外ビスポーク。

それに対し、私の通ってきた道のりは、
国産既成靴→輸入既成靴→アメリカ旧靴→国内パターンオーダー→国内昭和誂え靴(←今ここ 笑)。

もちろん、いまだにリーガルも買うし、アメリカ旧靴から足を洗うつもりもないので、「→」ではない
のですが、こうやって俯瞰すると、その時々の自分の興味方向が分かって面白いな、と。

いちばん一足辺りの単価が高かったのは「輸入既成靴」時代。
デパートの友の会に入ってお金を積み立て、ウェストンやグリーン、オールデンを買ってた頃。
当時は堅実派でした。。。というか、庶民が日本で高級輸入靴を買おうとすると、こうする以外ない。
あとは中古か。


aldenboot.jpg


でも、しばらくすると、個人輸入すればオールデンなんかは半額近くで買えることを知ってしまった。
「オールデンコードバン病」にも侵されてたので、ハワイやアダムさんとこにメールするように(^^ゞ
もうね、「毎日がバーゲンセール」みたいなもんですから。円高でもありましたし。

ただ。いくら安く買えるとはいえ、5万以上はしたワケで、そうなるとさすがにお金が続かない。



bronsonnew.jpg



そんなとき出会ったのが旧いアメリカ靴のデッドストック。
これはもう、Shoetyさんとの出会いを抜きに語れません。
高くても2万円、モノによっては数千円。。。すべて箱付きデッドストックが、です。
Shoetyさんが偉大なのは、「どんなレアモノでも、仕入れ価格ブラスαで売る」というポリシー。
安く仕入れたモノは安く売る、と。

普通は違いますよね。
高く売れるモノはそれなりの価格設定をするのが常。プラスαの部分をできるだけ多く取ろうとする。
安く仕入れてなるべく高く売る、これが商売の基本、と考える人がほとんどかもしれません。

ヤフオクとかの個人売買ならそれでも良いでしょう。
オークションとはそういうものだし、「モノ」を売り買いする場所ですから。

でも、店舗を構えて長く常連さんを捕まえるには、「店への信頼」というものが不可欠かと。

近江商人の「三方よし」=「買い手よし、売り手よし、世間よし」という商売の基本理念。
一方的に儲けを得るだけが商売ではないと。
あの店にファンが多いのは、そういうところも大きいんじゃないかな、と思うんですね。


・・・話が逸れました(^^ゞ

最近私がオーダーしまくってるのは、アメリカ旧靴デッドストックの枯渇、という理由もありますが、
やはり自分サイズに合った靴を履くと、楽しいということに今更ながら気付いた、ということです。
いや本当に今更過ぎますけど(^^ゞ 左右のサイズが極端に違う、という個人的事情もあります。
以前から分かってはいたのですが、インソール調整で凌ぐのとオーダーは全然違う、という。



3S2_8644.jpg



そして、その中でも今いちばん気になるのが、昔ながらの靴職人さん。
羽田さんも福岡さんも、そして黒崎の達人も、ご高齢で、それぞれ引退を考えつつも、「昔からの
常連さんのために」頑張っていらっしゃる。あらためて感銘を受けています。

繰り返しますが、アメリカ旧靴への関心が薄らいでるワケではありません(笑)。
eBayなんかを見れば、今日もゾロゾロと魅力的なビン靴が出品されていて、目移りします。
それらのゲット報告を見ると、心が騒ぐ(^^ゞ

そちら方面は今後も「趣味」として。

世間には広く知られてないけど、この道何十年の熟練職人さんがまだいらっしゃることに気付いた。
そして、風前の灯になろうとしている。惜しい。今が作ってもらうラストチャンス。

今の私の現在位置はそんなところです。





<<↓ 応援クリック宜しくお願い致します。>>
にほんブログ村 ファッションブログ 靴・スニーカーへ
にほんブログ村


Comment

Name - スニゲーター  

Title - 

靴遍歴は私もいずれやろうと思っていました。
最近でこそビン靴界は開けた世界になってきましたが、つい数年前までは、こんな所まで何故来たんだ・・・というような極地でしたから、皆様のエピソードも気になるところです。
誂え靴はいいですよね・・・。昔造ってもらいましたが、裸足で履いて気分の良い靴なんてあれだけです。
なんらかんらでずっと保留になっていた地元老舗の誂え靴。やっぱりやってもらいましょうか・・・・・・。
2017.04.13 Thu 23:11
Edit | Reply |  

Name - europeanblend  

Title - Re: タイトルなし

スニゲーターさん、

> 靴遍歴は私もいずれやろうと思っていました。
> 最近でこそビン靴界は開けた世界になってきましたが、つい数年前までは、こんな所まで何故来たんだ・・・というような極地でしたから、皆様のエピソードも気になるところです。

アメリカ旧靴がブレークしたのは、ここ数年、具体的には2014年あたりからでしょうか。
やはりフローシャイムの年代解析が大きなきっかけでしょうね。
今ヤフオクで「フローシャイム」と入れると1000件以上ヒットします。
完全に市民権を得ていますね。そして「ブランド化」しているような。。。

他メーカーも年代判定ネタ公開すればブレークしそうですが、
この状況みてるといろいろコワいので。。。(^^ゞ


スニゲーターさんの「アメリカ旧靴」前史、ぜひ知りたいですね。


> 誂え靴はいいですよね・・・。昔造ってもらいましたが、裸足で履いて気分の良い靴なんてあれだけです。
> なんらかんらでずっと保留になっていた地元老舗の誂え靴。やっぱりやってもらいましょうか・・・・・・。


タイムリミットからいけば、ベテラン職人さんの誂え靴はあと数年かと。
アメリカ旧靴、とくにユーズドは今後もたくさん出てくると思いますから、まあ、ゆっくりで良いのでは、と。
製鉄所とか炭坑があって、昭和の時代に繁栄した町なんかにはたくさんこの手の靴屋さんやテーラーが
あったのだと思います。そういう意味では九州と北海道には共通点がありますね。
2017.04.14 Fri 09:40
Edit | Reply |  

Add your comment